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リリース ノート - 2017 年 10 月

Windows Mixed Reality へようこそ。 Windows 10 Fall Creators Updateリリースでは、新しい Windows Mixed Reality のイマーシブ ヘッドセットモーション コントローラーのサポートを追加します。 Windows Mixed Reality 対応 PC に接続することで、、新しい世界を探索したり、VR ゲームをプレイしたり、イマーシブなエンターテインメントを楽しんだりできるようになります。

Windows Mixed Reality のヘッドセットとモーション コントローラーのリリースには、チームの膨大な努力が詰まっており、Microsoft HoloLens を含む Windows Mixed Reality プラットフォームは大きく進歩しました。 Windows 10 Fall Creators Update では HoloLens の更新はありませんが、HoloLens の開発は続いています。 Microsoft は、Windows Mixed Reality 全般に関する近年の業務から、多くの事を学び、分析情報を集めました。 実は、Windows Mixed Reality のイマーシブ ヘッドセットとモーション コントローラーは、HoloLens 開発の重要な出発点でもあります。そのため、同じ API、ツール、概念を両方に使用できます。

各デバイスの最新リリースに更新するには、 Settings アプリを開き、 Update とセキュリティに移動し、 更新プログラムのチェック ボタンを選択します。 Windows 10 PC では、Windows メディア作成ツールを使用して、Windows 10 Fall Creators Update を手動でインストールすることもできます。

デスクトップの最新リリース: Windows 10 Desktop October 2017 (10.0.16299.15、Windows 10 Fall Creators Update)
HoloLens: Windows 10 Holographic August 2016 の最新リリース (10.0.14393.0、Windows 10 Anniversary Update)

Windows Mixed Reality の概要

Windows 10 Fall Creators Update では、Windows Mixed Reality のヘッドセットとモーション コントローラーのサポートを公式に導入し、Windows 10 は世界初の空間オペレーティング システムとなります。 主な特徴を次に示します。

  • さまざまなヘッドセット - Windows Mixed Reality をご利用いただくと、パートナーは、さまざまな種類のヘッドセットをモーション コントローラーとセットで、399 米国ドルから提供できます。
  • モーション コントローラー - Windows Mixed Reality モーション コントローラーは、Bluetooth を介して PC とワイヤレスでペアリングでき、6 自由度の追跡、豊富な入力方法、IMU の機能があります。
  • 簡単なセットアップと携帯性 - 10 分以内にセットアップして開始できます。 イマーシブ ヘッドセットは、インサイドアウト追跡を使用して、ユーザーの動きとモーション コントローラーを 6 自由度で追跡します。 外付けのカメラや目印のマーカーは必要ありません。
  • PC のサポート対象範囲の拡大 - Windows Mixed Reality では、一部の統合グラフィックス カードと PC を499 米国ドルからサポートし、これまでにない多くの方がデスクトップ VR を体験できるようになります。
  • Windows Mixed Reality ホーム - 2D アプリでマルチタスクを実行したり、VR ゲームとアプリを起動したり、ホログラムの飾りを置いたりできる使い慣れたホーム環境を、世界初の空間オペレーティング システムによって提供します。
  • Microsoft Store の優れた VR ゲームとアプリ - Hulu VR や 360 度動画のようなイマーシブなエンターテイメントから、SUPERHOT VR やアリゾナ・サンシャインなどの画期的なゲームまで、Microsoft Store には、Windows Mixed Reality で楽しめる多様なコンテンツがあります。
  • SteamVR 早期アクセス - Windows 10 Fall Creators Update では、SteamVR のタイトルを Windows Mixed Reality のヘッドセットとコントローラーで再生できるようになり、Windows Mixed Reality ユーザーは VR タイトルの最大のカタログを利用することができます。

既知の問題

Micorosoft では、優れた Windows Mixed Reality エクスペリエンスを提供するよう努力していますが、既知の問題がまだいくつか残っています。 他にも見つけた場合は、フィードバックをお願いいたします。

Windows Mixed Reality ホームのデスクトップ アプリ

  • Snipping Tool がデスクトップ アプリで機能しません。
  • デスクトップ アプリの設定が、再起動時にリセットされます。
  • デスクトップで Mixed Reality ポータルのプレビューを使用している場合、Windows Mixed Reality ホームでデスクトップ アプリを開くと、無限のミラー効果に気づくことがあります。 
  • Ultra でない Windows Mixed Reality PC でデスクトップ アプリを実行すると、パフォーマンスが低下する場合があります。推奨されません。  
  • デスクトップ アプリがひとりでに起動する場合があります。これは、デスクトップ アプリの目に見えないウィンドウにフォーカスが当たっていることが原因です。 
  • デスクトップの [ユーザー アカウント制御プロンプト] が表示されたとき、そのプロンプトでの操作を完了するまで、ヘッドセットのディスプレイの画面が真っ黒になります。

Windows Mixed Reality の設定

  • ヘッドセットを接続した状態で Windows を設定すると、PC モニターの画面が空白になることがあります。 ヘッドセットのプラグを抜いて PC モニターへの出力を有効にしてから、Windows のセットアップを完了します。
  • 境界線を作成するときにトレースに失敗する場合があります。 その場合は、もう一度やり直してください。システムが時間と共にそのスペースのことを学習します。
  • Windows Mixed Reality のセットアップ中に Cortana のオン/オフを切り替えると、この変更がデスクトップの Cortana の設定に適用されます。
  • ヘッドホンを接続していない場合、初めて Windows Mixed Reality ホームを訪れたときにヒントを聞き逃すことがあります。
  • Bluetooth ヘッドホンは、モーション コントローラーに干渉する場合があります。 Windows Mixed Reality のセッションでは、Bluetooth コントローラーのペアリングを解除するか、電源を切ることをおすすめします。

Windows Store のゲームとアプリ

  • Forza Motorsports 6 のようなグラフィックの負荷が大きいゲームを Windows Mixed Reality の中でプレイすると、性能が高くない PC では、パフォーマンスが低下する場合があります。

オーディオ

  • 上で説明したとおり、Bluetooth Audio の周辺機器は、Windows Mixed Reality の音声、立体音響と相性が良くありません。 モーション コントローラーの操作にも良くない影響が出る場合があります。 Windows Mixed Reality で Bluetooth Audio のヘッドセットを使用することは推奨しません。
  • ヘッドセット(またはその一部)に接続されているオーディオ デバイスは、デバイスが装着されていないときはオーディオ再生に使用できません。 オーディオ ヘッドセットの数が 1 つだけであれば、それをヘッドセットではなくホスト PC に接続することができます。 その場合、[Settings]\(設定\)>[Mixed Reality]>[Audio and speech]\(オーディオと音声\)で [switch to headset audio]\(ヘッドセット オーディオに切り替える\) をオフにする必要があります。
  • SteamVR で起動する多くのアプリケーションを含む一部のアプリケーションでは、Mixed Reality ポータルの起動または停止に伴ってオーディオ デバイスが変更されるときに、音声がなくなったりハングアップしたりする場合があります。 Mixed Reality ポータル アプリを開いてからアプリを再起動すると、この問題を解消できます。
  • Windows Mixed Reality ヘッドセットを使用する前にホスト PC で Cortana を有効にすると、Windows Mixed Reality ホームの周辺に置いたアプリに適用される立体音響シミュレーションがなくなる場合があります。 回避策として、PC に接続されているすべてのオーディオ デバイス (ヘッドセットに接続されたオーディオ デバイスも含む) で "Windows Sonic for Headphones" を有効にします。
    1. デスクトップのタスクバーのスピーカー アイコンを左クリックし、オーディオ デバイスの一覧からデバイスを選択します。
    2. デスクトップのタスクバーのスピーカー アイコンを右クリックし、[スピーカーのセットアップ] メニューの [Windows Sonic for Headphones] をクリックします。
    3. この作業をすべてのオーディオ デバイス (エンドポイント) に対して繰り返します。

Note

  • ヘッドセットに接続したヘッドホン、スピーカーはヘッドセットを装着しないと表示されないため、ヘッドセットに接続したオーディオ デバイス (あるいはヘッドセットと一体のオーディオ デバイス) にこの設定を適用するには、Windows Mixed Reality ホームのデスクトップ アプリのウィンドウでこれを行う必要があります。
  • もう 1 つの方法は、Windows Mixed Reality を起動する前に、デスクトップの [Settings]\(設定\)>[Cortana] で [Let Cortana respond to Hey Cortana]\(「コルタナさん」と言ったら Cortana が応答する\) をオフにすることです。
  • Windows Mixed Reality ヘッドセットと他のマルチメディア USB デバイス (Web カメラなど) で同じ USB ハブ (PC の外部または内部) を共有すると、まれに、ヘッドセットのオーディオ用ジャックやヘッドホンから雑音が発生したり、何の音も出なくなったりする場合があります。 この問題を解決するには、他のデバイスと共有しているハブとは別の USB ポートにヘッドセットを接続するか、他の USB マルチメディア デバイスを取り外す、または無効にします。
  • まれに、ホスト PC の USB ハブから Windows Mixed Reality ヘッドセットに十分な電力を供給できず、ヘッドセットに接続したヘッドホンから雑音が出る場合があります。

Speech

  • Cortana は、コマンドに対するリッスン/思考とオーディオ応答のオーディオ キューを再生できない場合があります。
  • 中国および日本市場の Cortana は、使用中に Cortana を表す円の下にテキストが正しく表示されません。
  • Mixed Reality ポータルのセッションで初めて起動するときに、Cortana の動作が遅くなる場合があります。 [Settings]\(設定\)>[Cortana]>[Talk to Cortana]\(Cortana に話しかける\) の [Let Cortana respond to Hey Cortana]\(「コルタナさん」と言ったら Cortana が応答する\) が有効になっていることを確認します。
  • Windows Mixed Reality Ultra PC でない PC では、Cortana の動作が遅い場合があります。
  • システムのキーボードを Windows Mixed Reality の UI と異なる言語に設定している場合、Windows Mixed Reality のキーボードからのディクテーションを使用すると、Wi-Fi 接続がないためにディクテーションができないことを示すエラー ダイアログが表示されます。 この問題を解決するには、システムのキーボードの言語を Windows Mixed Reality UI の言語と一致させます。
  • スペインは、Windows Mixed Reality の音声が有効になっている市場として正しく認識されません。

ホログラム

  • Windows Mixed Reality ホームに多数のホログラムを置くと、周囲を見回したときに一部のホログラムが消えたり現れたりします。 これを避けるには、Windows Mixed Reality ホーム内のその領域から、ホログラムの一部を取り除きます。

モーション コントローラー

  • 場合によっては、Edge で Web ページを選択すると、コンテンツがクリックされる代わりに拡大表示してしまう場合があります。
  • 時々、Edge でリンクを選択しても反応しない場合があります。

以前のリリース ノート

関連項目