ブランド検出
ブランド検出はオブジェクト検出の特殊なモードであり、世界中のロゴを数千単位で収録しているデータベースを利用し、画像や動画の中の商用ブランドを識別します。 この機能は、たとえば、ソーシャル メディアで最も人気のあるブランドや、メディアのプロダクト プレイスメントの中で最も普及しているブランドを検出する目的で使用できます。
Azure AI Vision サービスでは、与えられた画像の中にブランド ロゴがあるかどうかを検出します。ブランド ロゴがある場合、ブランドの名前、信頼度スコア、ロゴの境界ボックスの座標を返します。
組み込みのロゴ データベースは、家電メーカーや衣料メーカーなど、人気のブランドを網羅しています。 探しているブランドが Azure AI Vision サービスでは検出されないことが判明した場合、Custom Vision サービスで独自のロゴ検出機能を作成してトレーニングすると検出できることもあります。
ブランド検出の例
次の JSON 応答は、Azure AI Vision がサンプル画像からブランドを検出するときに返す内容を示しています。
"brands":[
{
"name":"Microsoft",
"rectangle":{
"x":20,
"y":97,
"w":62,
"h":52
}
}
]
ブランド検出機能では、ロゴの画像と図案化されたブランド名が 2 つの別個のロゴとして検出されることがあります。
"brands":[
{
"name":"Microsoft",
"rectangle":{
"x":58,
"y":106,
"w":55,
"h":46
}
},
{
"name":"Microsoft",
"rectangle":{
"x":58,
"y":86,
"w":202,
"h":63
}
}
]
API の使用
ブランド検出機能は Analyze Image API に含まれています。 ネイティブ SDK または REST を呼び出すことでこの API を呼び出すことができます。 Brands
を visualFeatures クエリ パラメーターに追加します。 次に、完全な JSON 応答が得られたら、"brands"
セクションのコンテンツの文字列を解析します。