Exchange Online でアドレス帳ポリシー ルーティングを有効にする
[アーティクル] 2025/03/29
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はじめに把握しておくべき情報
Exchange Online PowerShell を使用して ABP ルーティングを有効にする
アドレス帳ポリシー (ABP) によって、ユーザーを特定のグループに分割し、Outlook と Web 上の Outlook (旧称 Outlook Web App) 内のカスタマイズされたグローバル アドレス一覧 (GAL) をそれらに与えることができます。 アドレス帳ポリシーの詳細については、「Exchange Online のアドレス帳ポリシー 」を参照してください。
ABP ルーティングは、1 つのExchange Online organization内に仮想組織を作成します。 ユーザーの仮想組織は、ユーザーが属するグローバル アドレス一覧 (GAL) によって決まります。 ABP ルーティングを有効にすると、異なる GAL に割り当てられているユーザーは外部受信者として表示され、お互いの連絡先カードを表示できなくなります。
Exchange Onlineでは、Exchange Online PowerShell でのみ ABP ルーティングを有効にできます。
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「Exchange 管理シェルを使用してアドレス帳ポリシー ルーティング エージェントをインストールして構成する」 を参照してください。
Exchange Online PowerShell を使用して ABP ルーティングを有効にする
Exchange Online organizationで ABP ルーティングを有効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-TransportConfig -AddressBookPolicyRoutingEnabled $true
構文およびパラメーターの詳細については、「Set-TransportConfig 」を参照してください。
ABP ルーティングが正常にオンになっていることを確認するには、次のいずれかの手順を使用します。
PowerShell Exchange Onlineで、次のコマンドを実行して、organizationに対して ABP ルーティングが有効になっていることを確認します。
Get-TransportConfig | Format-List AddressBookPolicyRoutingEnabled
ABP が割り当てられているユーザーから、別の ABP が割り当てられているユーザーに電子メール メッセージを送信させ、送信者の電子メール アドレスがその表示名に解決されないことを確認します。