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Compare 初期化変数

ファイルの取得またはチェックアウト時に行うファイルの比較方法を指定します。

構文

Compare = {Contents|Checksum|Time}

ファイルのすべての内容を比較するように指定する場合。

Compare = Checksum

解説

ファイルを取得またはチェックアウトするときに、既に作業フォルダ内にそのファイルの最新バージョンが存在する場合、対象のファイルは作業フォルダにコピーされません。この変数は、ローカル コピーが最新バージョンかどうかをチェックする方法を指定します。設定値は次のとおりです。後の設定値ほど、比較に要する時間が短くなります。

  • Contents - ローカル コピーとマスター コピーのすべての内容を比較します。処理に要する時間は、3 つの設定値の中でも最長ですが、あらゆる状況で正確な比較結果が得られます。
  • Checksum - Visual SourceSafe に保存されているチェックサムを比較します。2 つのファイルの内容に違いがあっても、まれにチェックサムが同じになる場合があります。このような場合は、この方法で正しい比較結果を得ることができません。
  • Time - ファイルに設定されている日付と時刻を比較します。処理速度は最速ですが、対象のファイルを使用する各コンピュータで日時の設定に違いがあると、正しい比較結果は得られません。この設定は通常、ネットワーク上のすべてのコンピュータで、日付と時刻が完全に同期している場合にだけ指定します。

処理速度の速いオプションは、処理速度のやや遅いオプションと比較すると、比較精度が低下する場合があります。通常は、Contents に設定するようにしてください。

Time を設定した場合は日付と時刻が比較されるので、比較結果は SetTime 初期化変数の設定内容によって異なります。SetTimeUpdate に設定されている場合、ファイルを最後にチェックインした日時、またはファイルを追加した日時がローカル コピーの変更日時より新しいと、ローカル コピーの内容は更新されます。SetTime が既定の Current または Mod に設定されている場合は、ローカル コピーの更新日時と Visual SourceSafe ファイルの変更日時が異なると、ローカル コピーの内容が更新されます。

この設定は、[Visual SourceSafe オプション] ダイアログ ボックスの [ローカル ファイル] タブをクリックし、[ファイル比較] を使って行うこともできます。

参照

初期化変数 | [チェックアウト] コマンド ([ソース コード管理] メニュー) | [最新バージョンの取得] コマンド ([ソース コード管理] メニュー) | [ローカル ファイル] タブ ([Visual SourceSafe オプション] ダイアログ ボックス) | SetTime 初期化変数