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SSRestor

既存のアーカイブから情報を復元します。

構文

SSRESTOR [-P<プロジェクト名>] [-L] [-T] [-S] [-O] [-I-] [-Y] <復元するアーカイブ ファイル名> [ファイル名 | プロジェクト名] 

次の表は、コマンドのオプションについての説明です。

オプション 説明
-P 復元先のプロジェクトを指定します。
-L アーカイブ ファイルの内容を一覧表示します。
-LA アーカイブ ファイルの内容をサブプロジェクトやファイルも含めて一覧表示します。
-T アーカイブ ファイルの破損の有無を調べます。復元は行いません。
-S SRCSAFE.INI とデータ フォルダのパスを指定します。
-O 出力をリダイレクトします。Visual SourceSafe の標準パラメータです。
-I- 入力を禁止します。Visual SourceSafe の標準パラメータです。
-Y ユーザー名とパスワードを指定します。Visual SourceSafe の標準パラメータです。
-X 項目がプロジェクトから削除されていた場合、復元する項目を指定します。-X を指定すると、削除された項目を復元します。たとえば、削除された $/a/b と、削除されていない $/a/b があったとします。プロジェクト $/a をアーカイブして削除すると、削除されたプロジェクトが 3 種類 ($/a、$/a/b、$/a/b) 存在することになります。ssRestore $/a/b の実行時に -X を指定しないと、削除されていない $/a/b が対象になります。-X を指定すると、削除された $/a/b を復元します。同じ名前であっても、これら 2 つは異なるプロジェクトとして扱われます。
-C 復元項目の履歴に割り当てられたコメントを指定します。

-P オプションでは、復元先のプロジェクトを指定します。たとえば、$/A/Bar.c をアーカイブしたものを復元すると、このパラメータを指定しない限り $/A/Bar.c として復元されます。このパラメータは、ファイルを別のプロジェクトに復元するときだけ使用します。

メモ 復元によって、名前の重複するファイルまたはプロジェクトを作成しようとした場合は、復元の処理に失敗します。

-L オプションを指定した場合は、アーカイブ ファイルの内容が一覧表示されるだけで、何も復元されません。たとえば、$/A をアーカイブ ファイルにアーカイブしたとします。-L では、$/A だけが報告されます。-LA を使用すると、$/A に属するすべてのファイルとサブプロジェクトが一覧表示されます。通常、-L では、ファイルに明示的に格納した項目だけが表示されます。-LA では、すべての子プロジェクトとファイルが表示されます。

-T オプションを指定した場合は、アーカイブ ファイルは復元されず、そのファイルの破損の有無だけが報告されます。

-S オプションの詳細については、SSARC.EXE を参照してください。

–O および -I- は、Visual SourceSafe の標準オプションです。

-Y オプションでは、SSArc.exe と同じように、管理者のパスワードを指定できます。次の例では、ユーザー名として Admin を、そのユーザーのパスワードとして Moggy を指定しています。

-YAdmin,Moggy

参照

Visual SourceSafe のユーティリティ