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ビジュアル マージを使用しないマージ コンフリクトの解決

ビジュアル マージを指定していない場合、マージ コンフリクトの表示方法をカスタマイズするには、SS.INI ファイルで Mark_Merges 初期化変数を設定します。たとえば、次のように指定します。

Mark_Merges = yes

コンフリクト マーカーはビジュアル マージには関係しません。Mark_Merges 初期化変数を指定している場合には、次の処理が行われます。

  • コンフリクトに関係なく、すべての変更をマークします。このため、すべての変更点を確認することができます。変更点のマーカーを削除してから、ファイルをチェックインまたはコンパイルします。
  • 変更された行および元の行を表示します。

次に、コンフリクト マーカーの例を示します。

<<<<<< SourceSafe version
if (a <= 5)
|||||| Original version
if (a < 5)
======
if (a < 6)
>>>>>> Local version

マーカーの形式は手動マージのコンフリクト マーカーと類似しています。ただし、チェックアウト前の元のバージョンのマスター コピーローカル コピーの内容が表示される点が異なります。

初期化ファイルへのマージ オプションの設定

次の 2 つの初期化変数を使用して、マージで使用するファイルの拡張子を変更できます。

Backup_Ext = .ORG
Merge_Ext = .MRG

Backup_Ext は、マージ前のオリジナル ファイルの内容をマージ後の内容に置き換えます。コンフリクトが検出されなかった場合は、ファイルは削除されます。コンフリクトがあった場合には、ファイルの拡張子が .org に変更されます。この変数を設定すると、常にファイルの名前が変更されるようになり、常にオリジナル ファイルのコピーが作成されます。既定の設定値 .org、または、この拡張子を既に使用している場合は別の拡張子を指定してください。

Merge_Ext は、マージ処理で作成される一時ファイルの拡張子を指定します。マージが完了すると、一時ファイルは削除されます。既定の設定値は .mrg です。この拡張子を既に使用している場合のみ、この変数の設定を変更してください。

参照

分岐ファイルのマージ | ビジュアル マージによるマージ コンフリクトの解決 | Mark_Merges 初期化変数 | Backup_Ext 初期化変数 | [分岐ファイルのマージ] コマンド ([ソース コード管理] メニュー) | Merge_Ext 初期化変数 | ファイルのマージ