BDA MPEG-2 トランスポート情報フィルタ
デジタル TV 放送は多くの番組と関連の基本ストリーム (オーディオ、ビデオ、IP データなど) を 1 つのトランスポート ストリームに多重化する。受信者が特定の番組に関連するすべての基本ストリームを正しく受信でき、またどの番組がストリームに含まれているのかを認識できるよう、トランスポート ストリームには、自身に含まれる情報のカタログとして機能するさまざまなテーブル セットが格納されている。BDA ネットワーク プロバイダの指示に基づき、MPEG-2 デマルチプレクサはこれらのテーブルをトランスポート情報フィルタに送信する。その後トランスポート情報フィルタは、グラフ内の他のレシーバ フィルタをコントロールできるように、これらのテーブルを解析し、ネットワーク プロバイダにその情報を提供する。
またこのフィルタは、ガイド ストア ローダ アプリケーションが帯域内 EPG 情報を取得できるよう、COM インターフェイスも提供する。
| フィルタ インターフェイス | IBaseFilter、IConnectionPointContainer、IGuideData、ITuneRequestInfo |
| 入力ピン メディア タイプ | メジャー タイプ :MEDIATYPE_MPEG2_SECTIONS
サブタイプ :
フォーマット タイプ : なし |
| 入力ピン インターフェイス | IPin |
| 出力ピン メディア タイプ | 利用できない。 |
| 出力ピン インターフェイス | 利用できない。 |
| フィルタ CLSID | 利用できない。 |
| メリット | MERIT_NORMAL |
| フィルタ カテゴリ | KSCATEGORY_BDA_TRANSPORT_INFORMATION |
注意
現在、IGuideData インターフェイスは DVB ブロードキャストでのみ利用できる。その他のタイプについては、フィルタはインターフェイスの問い合わせに対して E_NOINTERFACE を返す。
このフィルタは IGuideDataEvent 接続ポイント インターフェイスによるイベント通知をサポートする。イベント シンクを設定するには、フィルタの IConnectionPointContainer インターフェイスを使用する。
参照