すべての必要な認証方法が見つからない
トピックの最終更新日: 2009-11-18
Microsoft Exchange アナライザー ツールは、指定したサービスの認証方法をテストするために HTTP 要求を送信します。 401 Unauthorized 応答を受信した場合、Exchange リモート接続アナライザー ツールは応答内に特定の WWW-Authenticate ヘッダーを予期します。 Exchange ActiveSync および Outlook Anywhere (RPC over HTTP) などのあるサービスは、リモート サーバーと認証方法についてネゴシエートしません。 これらのクライアントには、各要求と共に送信される事前定義された認証方法があります。 この認証方法がリモート サーバー上で有効ではない場合、Exchange リモート接続アナライザーは以下のエラーを生成します。
"すべての必須認証方法が見つかりませんでした。"
事前定義された認証方法がリモート サーバー上で有効ではない場合、以下の問題が発生する場合があります。
- Exchange ActiveSync を使用して接続しているモバイル デバイス ユーザーが、正常に接続できなくなる。
- Microsoft Office Outlook ユーザーが Outlook Anywhere を使用して接続できなくなる可能性がある。
詳細情報
このエラーを修正するには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールを使用して Exchange ActiveSync 仮想ディレクトリで基本認証が有効であること、IIS を使用して Microsoft-Server-ActiveSync 仮想ディレクトリで基本認証が有効であることを確認します。
Outlook Anywhere ユーザーの場合、以下のサーバーとクライアントの設定を確認します。
- IIS を使用して /Rpc 仮想ディレクトリで基本認証、Windows 認証のいずれかまたは両方が有効であることを確認します。 これらの認証方法は IIS 内で直接管理するのではなく、Set-OutlookAnywhere コマンドレットを通じて管理する必要があります。
Microsoft Outlook の Exchange のプロキシ設定の下で、基本認証、または NT LAN Manager (NTLM) 認証が選択されていることを確認します。 この設定は、IIS で有効にした認証方法と一致する必要があります。 この設定が自動検出によって取得された場合、Outlook Anywhere の構成で ClientAuthenticationMethod または DefaultAuthenticationMethod が正しく指定されていることを確認します。
詳細については、以下のマニュアルを参照して、Exchange サーバーの仮想ディレクトリが各アプリケーションやサービスに対して、適切な認証方法を有効にしていることを確認してください。
- Exchange Server 2007 アプリケーションとサービスの規定の認証方法の一覧については、以下の Microsoft ブログ記事「Exchange Server 2007 における Exchange に関連した仮想ディレクトリの既定の設定」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
- Exchange 2007 クライアント アクセス サーバー上にホストされる Exchange アプリケーションの管理に利用可能な、サポートされる認証方法の詳細については、「クライアント アクセスのセキュリティの管理」を参照してください。
- Exchange 2007 Outlook Anywhere に固有の認証の構成方法については、TechNet のマニュアル 「Outlook Anywhere の認証を構成する方法」を参照してください。
- Exchange Server 2003 および Exchange 2000 Server 上での Web アプリケーションの認証の構成方法については、「Microsoft Exchange Server 2003 および Exchange 2000 Server のフロントエンドおよびバックエンド サーバー トポロジのガイド」を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
Exchange リモート接続アナライザーは新しいツールであるため、現時点ではドキュメントが限られています。 起こりうる各エラーについてのドキュメントを充実させるため、コミュニティからの追加情報をお待ちしています。 以下のコミュニティ コンテンツ セクションから、現時点でエラーが発生したその他の理由を投稿してください。 技術サポートが必要な場合は、適切な Exchange TechNet フォーラム に投稿するか、サポート にお問い合わせください。