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複数のサーバー上で SharePoint 統合を構成する方法

新規 : 2007 年 9 月 15 日

このトピックでは、マルチサーバー配置トポロジにおいて Reporting Services を SharePoint 統合モードでインストールおよび構成するための手順について説明します。この構成は、SharePoint サイトからのレポートにアクセスするユーザーが多数存在する場合に推奨されます。インストールする必要があるコンポーネントを次の図に示します。

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前提条件

コンポーネントのインストールを開始する前に、次の手順を実行する必要があります。

マルチサーバー配置のサーバーの要件

少なくとも 2 台または 3 台のサーバーが必要です。多数のユーザーが予測される場合は、データベース エンジン専用の 3 台目のサーバーでアプリケーション データベースをホストしてパフォーマンスを向上させる方法が一般的です。

2 台のサーバーを使用する場合、各サーバーに次のコンポーネントが必要です。

  • 1 台目のサーバーに、SQL Server 2005 Service Pack 2 (SP2)、Reporting Services、およびデータベース エンジンをインストールします。このサーバーは、レポート サーバー、レポート サーバー データベース、および SharePoint アプリケーション データベースをホストするために使用します。
  • 2 台目のサーバーに、Microsoft .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージ、SharePoint 製品またはテクノロジのインスタンス、および Reporting Services アドインをインストールします。このサーバーがファームのプライマリ サーバーとなります。サーバーの管理はこのサーバーにインストールされます。ユーザーは、このコンピュータのサイト コレクションからレポート サーバー コンテンツにアクセスします。
マルチサーバー配置のアカウントの要件

SharePoint 製品またはテクノロジのインスタンスを SharePoint_config データベースに接続するには、ドメイン ユーザー アカウントが必要です。サーバー ファームでは、サービスおよびデータベース接続にドメイン アカウントを使用することが求められます。可能であれば、このアプリケーションにのみ使用できる新しいアカウントを作成します。自分の資格情報や SharePoint サイトに通常のユーザーとしてアクセスするユーザーの資格情報は使用しないでください (アクセス拒否エラーになります)。

ドメイン アカウントの SQL Server データベース ログインを作成する必要があります。このログインには、サーバーに対する DBCreator 権限が必要です。

SharePoint アプリケーション プール プロセス アカウントがドメイン ユーザーとして実行されるように構成する必要があります。

レポート サーバー Web サービスと Windows サービスがドメイン ユーザー アカウントとして実行されるように構成する必要があります。

Bb677365.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
レポート サーバー、SharePoint Web アプリケーション、およびサーバー データベースが 3 台の別々のコンピュータにインストールされている分散サーバー配置では、既定の Web サイトとポートの割り当てなどに、既定の設定を使用できます。SharePoint Web アプリケーションとレポート サーバーを別々のコンピュータにインストールした場合でも、SharePoint データベースをレポート サーバー コンピュータに配置すると、前のセクションで説明したサービス アカウントの構成に関するガイドラインに従っている場合を除いて、接続エラーが発生します。詳細については、「サービス アカウントを構成する方法 (Reporting Services 構成)」を参照してください。

管理者資格情報は、セットアップ プログラムを実行したり、プライマリ サイト コレクションの管理者としての権限を付与したりする場合に必要です。また、レポート サーバー統合を構成するときにデータベース アクセスを許可する場合にも必要です。

マルチサーバー配置のインターネット インフォメーション サービス (IIS) の要件

レポート サーバーと SharePoint アプリケーションは異なる IIS Web サーバー上にあるので、それぞれのコンピュータで既定の Web サイトとポート 80 を使用して各サーバー アプリケーションにアクセスできます。ここでは手順をわかりやすくするためにそれぞれのコンピュータで既定の Web サイトとポート 80 を使用していると想定していますが、必要に応じて別のポートおよびサイトを使用できます。

インストールの順序

コンポーネント テクノロジは任意の順序でインストールできます。ただし、最良の結果を得るには、Reporting Services を最初にインストールし、有効なインストールであることを確認してから SharePoint 製品またはテクノロジをインストールする必要があります。

配置作業の概要を以下に示します。

  1. Reporting Services とデータベース サービスをインストールします。サーバー ソフトウェアを実稼働サーバーにインストールする場合や、3 台のサーバー配置構成を使用している場合は、[サーバーを構成せずにインストールする] オプションを選択して、レポート サーバーの構成をいつどのように行うかを制御できるようにします。
  2. レポート サーバーを構成し、インストールが有効であることを確認します。
  3. SQL Server 2005 SP2 を適用します。
  4. .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージをダウンロードし、インストールします。
  5. Windows SharePoint Services または Office SharePoint Server 2007 をインストールします。<ui>[詳細設定]</ui> インストール オプションを選択して、構成中にリモート データベース サーバーを指定できるようにします。
  6. SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードを実行し、データベース サーバーを選択します。
  7. サーバーの管理でサイト コレクション機能を構成し、SharePoint サイトを開いて有効なインストールであることを確認します。
  8. SharePoint テクノロジ用 Reporting Services アドインをダウンロードし、インストールします。
  9. サーバーの管理でレポート サーバーの統合機能を構成します。

Reporting Services とデータベース エンジンをインストールするには

セットアップが完了したら、ネイティブ モード動作用にレポート サーバーを構成し、インストールが正常に完了していることを確認します。これにより、レポート マネージャを使用してインストールを検証できるようになります。

Reporting Services 構成ツールを起動してレポート サーバーの動作を構成する方法については、「Reporting Services の構成の操作方法に関するトピック」を参照してください。

SQL Server 2005 Service Pack 2 を適用するには

  • SQL Server 2005 SP2 をダウンロードし、インストールします。詳細については、Microsoft の Web サイトの「SQL Server 2005 の最新の Service Pack を入手する方法」を参照してください。

    Reporting Services とデータベース エンジンのインスタンスの両方に SP2 を適用します。Reporting Services とデータベース エンジンを別個のコンピュータにインストールしている場合は、必ず両方のインストールに SP2 を適用します。

.NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージをダウンロードするには

  1. SharePoint 製品またはテクノロジのインスタンス用に使用する別のサーバー上で、Microsoft ダウンロード センターから .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージをダウンロードします。

  2. セットアップを実行します。セットアップはバックグラウンドで実行され、完了するまでにしばらくかかります。進捗状況を確認するには、タスク バーの通知領域の Microsoft .NET Framework 3.0 インストール アイコンをクリックします。

SharePoint 製品またはテクノロジをインストールするには

  1. Windows SharePoint Services 3.0 または Microsoft Office SharePoint Server のインストール メディアから Setup.exe を実行します。

  2. 25 桁のプロダクト キーを入力します。

  3. ソフトウェア使用許諾契約に同意します。

  4. [詳細設定] をクリックします。

    1. [サーバーの種類] で、[Web フロント エンド] をクリックします。
    2. [データの場所] タブは、検索インデックス ファイルの位置を指定します。<ui>[データの場所]</ui> で、既定値を使用するか、または十分なディスク容量があるコンピュータを選択します。
    3. [今すぐインストール] をクリックします。
  5. SharePoint 製品またはテクノロジを構成します。SharePoint の製品とテクノロジの構成ウィザードがセットアップの完了後に開始されます。自動的に開始されない場合は、管理ツールから起動してください。

    1. ようこそ画面で、[次へ] をクリックします。
    2. 必要であれば、[はい] をクリックしてサービスを再開します。
    3. [サーバー ファームへの接続] ページで、<ui>[いいえ、新しいサーバー ファームを作成します]</ui> をクリックし、[次へ] をクリックします。
    4. [構成データベースの設定] ページで、データベース サーバー名を入力します。データベース エンジンを既定のインスタンスとしてインストールした場合は、コンピュータ名がデータベース サーバー名となります。
    5. <ui>[ユーザー名]</ui> と <ui>[パスワード]</ui> に、コンピュータへのログオン権限、SQL Server データベース ログイン、およびサーバーに対する DBCreator 権限を持っているドメイン ユーザー アカウントの資格情報を入力します。可能であれば、このアプリケーションを実行するための専用のアカウントを指定します。後で SharePoint サイトにアクセスすることがわかっているユーザーの資格情報を入力しないでください。ユーザーがサイト上のコンテンツにアクセスしようとして資格情報を入力したときにアクセス拒否エラーが発生します。[次へ] をクリックします。
    6. [SharePoint サーバーの全体管理 Web アプリケーションの構成] ページで、[次へ] をクリックしてすべての既定値を受け入れます。ドメインにおいて Windows 認証の権限借用と委任機能が有効であることがわかっている場合は、[ネゴシエート (Kerberos)] を選択します。それ以外の場合は、既定値を選択し、[次へ] をクリックします。
    7. [SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードの終了] で、[次へ] をクリックして、指定した設定を使用して構成を起動します。
    8. [完了] をクリックします。

SharePoint Web アプリケーションを構成するには

  1. [スタート] ボタン、[管理ツール][SharePoint 3.0 サーバーの全体管理] の順にクリックします。「管理者タスク」のチェックリストに従います。作業の詳細については、「配置手順を読む」リンクをクリックし、『クイック スタート ガイド』を開きます。以下の手順は、サンプルをビルドするために必要な手順です。

  2. Web アプリケーションを作成します。

    1. [SharePoint サイトの作成] をクリックします。
    2. [新しい Web アプリケーションの作成] をクリックします。
    3. 既定値を使用して、[新しい IIS Web サイトを作成する (SharePoint - 80)] を選択します。これには、ポート 80 の使用、ホスト ヘッダーの指定なし、既定のパス、NTLM、および匿名アクセスなし、などの設定が含まれます。アプリケーション プール プロセス アカウントを必ず指定してください。ドメイン ユーザー アカウントを指定します。
    4. [OK] をクリックします。
  3. [作成済みアプリケーション] ページで、[サイト コレクションの作成] をクリックします。

    1. タイトルを入力します。
    2. すべての既定値を使用します。プライマリ サイト コレクション管理者を指定するときに、ローカル管理者権限を持つアカウントを指定します。
    3. [OK] をクリックします。
  4. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、「iisrest /noforce」と入力します。

  5. URL をクリックし、サイトを検証します。

  6. (省略可能) サーバーの管理で、診断のログ記録を有効にします。

SharePoint 統合モード用にレポート サーバーを構成するには

  1. レポート サーバー コンピュータに Windows SharePoint Services オブジェクト モデルをインストールし、構成します。手順については、「SharePoint Web フロントエンドをレポート サーバー コンピュータにインストールする方法」を参照してください。

    1. ブラウザ ウィンドウにプライマリ サーバーのサーバーの管理が表示されるので、サーバー ファームの構成が正常に完了していることを確認できます。
  2. 統合用にレポート サーバーを構成します。

    1. Reporting Services 構成ツールを起動して、レポート サーバー インスタンスに接続します。手順については、「Reporting Services 構成を開始する方法」を参照してください。
    2. ナビゲーション ウィンドウで、[Windows サービス ID] をクリックします。ドメイン ユーザー アカウントが使用されていることを確認します。ドメイン ユーザー アカウントが使用されていない場合は、使用するように構成します。
    3. ナビゲーション ウィンドウで、[Web サービス ID] をクリックします。
    4. [レポート サーバー] に対して、[新規作成] をクリックします。
    5. [新しいアプリケーション プール] に名前を入力します。
    6. [Windows アカウント] をクリックします。
    7. ドメイン ユーザー アカウントを入力します。
    8. [OK] をクリックします。
    9. [適用] をクリックします。
    10. ナビゲーション ウィンドウで、<ui>[データベースのセットアップ]</ui> をクリックします。
      Bb677365.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
      リモート データベース エンジン インスタンスを使用している場合は、「SharePoint 統合モード用のレポート サーバー データベースを作成する方法 (Reporting Services 構成)」を参照してください。
    11. [サーバー モード] で、[変更] をクリックします。
    12. [はい] をクリックして、SharePoint 統合モード動作をサポートする新しいレポート サーバー データベースを作成することを確認します。
    13. [データベース名] に、新しいデータベースの名前 (たとえば reportserverSharepointMode) を入力します。
    14. [SharePoint 統合モードでレポート サーバー データベースを作成する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
    15. [OK] をクリックして、データベースを作成します。
    16. [適用] をクリックして、残りの接続設定を自動的に構成します。この手順を完了するために、データベース エンジンのインスタンスに接続するよう求められます。[OK] をクリックして接続を確認します。
    17. 自動実行アカウントと、変更する必要があるその他の設定を構成します。レポート サーバー仮想ディレクトリの値はこの段階でも有効です。ただし、SharePoint 統合モード データベースを使用するようにレポート サーバーを構成しているのでレポート マネージャにはアクセスできません (レポート マネージャ仮想ディレクトリのタブは淡色表示されます)。

Reporting Services アドインをダウンロードしてインストールするには

  1. Microsoft Web サイトのダウンロード ページ「Microsoft SharePoint テクノロジ用 Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services アドイン」にアクセスします。

    Bb677365.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
    Reporting Services アドインをインストールするには、SharePoint Web ファームの管理者であると同時にサイト コレクションの管理者である必要があります。
  2. インストールする言語を選択します。

  3. [このダウンロードに含まれるファイル] で、32 ビット バージョンまたは 64 ビット バージョンの Reporting Services アドインに対応する [ダウンロード] をクリックします。

  4. [保存] をクリックしてファイルをコンピュータ上の場所に保存します。

  5. Windows エクスプローラを開き、ファイルが保存されているフォルダを参照します。

  6. SharePointRS.msi をダブルクリックしてインストールを開始します。手順については、「Reporting Services アドインをインストールする方法」を参照してください。

  7. Reporting Services アドインの最新バージョンの readme ファイルを入手して、最新の変更内容や既知の問題を確認してください。Microsoft Web サイトのダウンロード ページの [このダウンロードに含まれるファイル] で、readme_rsaddin.htmファイルに対応する [ダウンロード] をクリックしてこのファイルを開いた後、ファイルを自分のコンピュータに保存します。

サーバーの管理でサーバーの統合を構成するには

  1. [スタート] ボタン、[管理ツール][SharePoint 3.0 サーバーの全体管理] の順にクリックします。

    Bb677365.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
    次の手順を完了するには、SharePoint ファームの管理者グループのメンバであるか、サイト コレクションの管理者である必要があります。
  2. [アプリケーション構成の管理] をクリックします。Reporting Services という名前の新しいセクションが表示され、統合設定に使用するページへのリンクが示されます。このセクションが表示されない場合は、レポート サーバー統合機能をアクティブ化する必要があります。詳細については、「SharePoint のサーバーの管理でレポート サーバー機能をアクティブ化する方法」を参照してください。

    少なくとも、レポート サーバーの URL を設定し、認証モードを選択して、レポート サーバーに SharePoint データベースへのアクセス権を与える必要があります。詳細については、「SharePoint のサーバーの管理でレポート サーバー統合機能を構成する方法」を参照してください。

  3. サーバーの管理を終了します。

Reporting Services サービスがビルトイン アカウントで実行されていると、エラーが発生します。ドメイン ユーザー アカウントを使用するように既にサービスを構成している場合は、IIS とレポート サーバー Windows サービスをリセットして、古い接続情報をクリアしてください (現在のセッションに既存の接続が存在する場合)。サービス アカウントの構成の詳細については、「Reporting Services のサービス アカウントとパスワードの構成」を参照してください。

次の手順

統合を確認するには、Reporting Services 構成ツールを起動し、[SharePoint 統合] ページを開いてサーバーの状態を表示します。SharePoint のサーバーの管理を開始するためのリンクが表示されます。

また、ブラウザ ウィンドウでレポート サーバーを開いて、インストールを確認することもできます。URL は、http://example-server-name:8080/reportserver のような形式にする必要があります。これはプロキシ エンドポイントに対する URL です。レポート サーバー アイテムを SharePoint ライブラリに追加した後、ブラウザ ウィンドウでこの URL を開き、サイト上のアイテムを表示できます。

最終的には、SharePoint Web アプリケーションを起動して、レポートや他のドキュメントを SharePoint ライブラリにアップロードできるようになります。

すべてのコンポーネントをインストールし、サーバー コンポーネントを接続するための設定を構成した後は、権限の割り当て、コンテンツの種類の追加、および SharePoint ライブラリへのレポート サーバー アイテムの追加などの作業を行う必要があります。

サーバー統合のための配置作業を完了するには :

  1. SharePoint Web アプリケーションを起動します。既定の URL は http://<your-server-name> です。
  2. ユーザーが SharePoint サイトにアクセスできるように権限を設定します。セキュリティは必要ですが、既存の権限を継承する場合は、特定のアイテムに対して権限を設定する必要はありません。詳細については、「SharePoint サイトのレポート サーバー アイテムに関する権限とセキュリティの管理」または「SharePoint サイト上のレポート サーバー アイテムに対する権限を設定する方法」を参照してください。
  3. 新しい共有データ ソース、レポート モデル、およびレポート ビルダ レポートを作成する場合は、Reporting Services のコンテンツの種類を追加します。詳細については、「レポート サーバー コンテンツの種類をライブラリに追加する方法 (SharePoint 統合モード)」を参照してください。
  4. レポートおよびモデルで使用する共有データ ソースを作成します。詳細については、「共有データ ソースを作成および管理する方法 (SharePoint 統合モード)」を参照してください。
  5. サブスクリプションまたは自動レポート処理で使用する共有スケジュールを作成します。詳細については、「共有スケジュールを作成および管理する方法 (SharePoint 統合モード)」を参照してください。
  6. レポート定義ファイル (.rdl)、データ ソース ファイル (.rds)、およびレポート モデル ファイル (.smdl) を SharePoint ライブラリにパブリッシュします。また、SharePoint ライブラリでアップロード コマンドを使用して、.rdl ファイルと .smdl ファイルをアップロードすることもできます。ただし、.rds ファイルはアップロードできません。権限に応じて、レポート ビルダでレポートを作成してライブラリに保存することもできます。共有データ ソースまたは外部ファイルへの参照がレポートに含まれている場合、参照を更新する必要があります。詳細については、「SharePoint サイトへのレポート、モデル、共有データ ソースの配置」および「SharePoint ライブラリにドキュメントをアップロードする方法 (SharePoint 統合モード)」を参照してください。

レポートをアップロードする場合、レポートのデータ ソース プロパティが正しいことを確認してください。このデータ ソースには、外部データ ソースに対する有効な接続文字列が必要です。資格情報の種類は、ネットワーク トポロジに対して有効である必要があります。具体的には、Kerberos 認証がドメインに対して有効ではない場合、資格情報の種類に Windows 統合セキュリティは使用できません。代わりに、保存されている資格情報を指定する必要があります。データ ソース プロパティが正しいことを確認したら、レポート名をクリックしてレポートを開くことができます。レポートは、レポート ビューア Web パーツに自動的に表示されます。

レポートが表示されない場合は、レポートに対する権限と、外部データ ソースへの接続を定義するデータ ソース プロパティを確認します。サイトまたはファームでは、SharePoint の権限を使用して、レポート、レポート モデル、共有データ ソース、およびアドホック レポートの作成に使用されるレポート ビルダ ツールへのアクセスを制御しています。これらのアイテムがユーザーに表示されない場合、権限が正しく設定されているかどうかを確認する必要があります。

SharePoint 統合モードで実行されるレポート サーバーは、レポート マネージャまたは SQL Server Management Studio では管理できません。サポートされている機能とサポートされていない機能の一覧については、「SharePoint 統合モードで Reporting Services がサポートする機能」を参照してください。

参照

処理手順

スタンドアロン サーバー上で SharePoint 統合を構成する方法

概念

Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行する要件
SharePoint 統合モードでの Reporting Services の配置構成
Reporting Services の配置モード
SharePoint 3.0 統合用の Reporting Services の構成
Reporting Services と SharePoint テクノロジの統合
自動実行されるレポート処理用のアカウントの構成
電子メール配信用のレポート サーバーの構成

その他の技術情報

SQL Server Reporting Services のインストール

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手