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SharePoint の管理 (PowerPivot for SharePoint)

SQL Server PowerPivot for SharePoint の配置では、Analysis Services は、サーバーの全体管理によって管理される共有サービス アプリケーションとして PowerPivot System サービスが実行されるファームの統合されたメンバーになります。

PowerPivot for SharePoint サーバー インスタンスでは、PowerPivot サービス アプリケーション、使用状況データ収集、定期データ更新、サーバー監視、および診断に関するすべての構成と管理は、サーバーの全体管理および共通の SharePoint インフラストラクチャを通じて行えます。PowerPivot ライブラリおよびコンテンツ タイプに関するすべてのセルフサービス型のコンテンツ管理は、SharePoint サイトのアプリケーション ページから使用できます。

PowerPivot サービスを管理するその他のツールやアプリケーションの使用はサポートされていません。SQL Server PowerPivot for SharePoint を通じてインストールされたサーバー コンポーネントを管理する場合、SQL Server 構成ツール、インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー、またはシステム ツールは使用しないでください。常にサーバーの全体管理を使用して、サービスを有効または無効にしたり、サービス アカウントを変更したりすることで、行った変更がファーム全体に反映され、ファーム内のすべての PowerPivot サーバー インスタンスに同様に適用されるようになります。

詳細については、次のリンクをクリックしてください。

サーバーの全体管理でのサービス管理

PowerPivot 管理ダッシュボードでのサービス管理

チーム サイトでのコンテンツ管理

PowerPivot の配置に使用される SharePoint ファームのインフラストラクチャ

注意

Windows PowerShell は、SharePoint ファームでのスクリプト ベースの管理に使用します。PowerPivot for SharePoint のインストールに対する PowerShell のサポートの詳細については、「PowerShell 構成スクリプト (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。

サーバーの全体管理でのサービス管理

PowerPivot for SharePoint をインストールした後、サーバーの全体管理の次のページから PowerPivot サービスを管理できます。

ページ

説明

システム設定

ファームのサーバーの管理

このページを使用すると、SQL Server PowerPivot for SharePoint がファーム内の特定のサーバーにインストールされているかどうかをすばやく確認できます。サーバーごとに、実行されているサービスの一覧が表示されます。

ファーム機能の管理

このページを使用すると、ファームに対して Analysis Services 統合機能を非アクティブ化または再アクティブ化することができます。機能のアクティブ化は、ファームで PowerPivot サービス アプリケーションを作成するのに不可欠です。

サーバーのサービスの管理

このページを使用すると、SQL Server PowerPivot for SharePoint がサーバーでホストされているかどうかを確認できます。このページから、Analysis Services サービスでサポートされる要求の種類を構成できます。詳細については、「データ更新専用またはクエリ専用処理の構成」を参照してください。

ファーム ソリューションの管理

このページを使用すると、ファーム内の Web フロント エンド サーバーへの PowerPivot の接続を追加する PowerPivot ソリューションに関する情報を表示できます。ソリューションのバージョンを把握しておくと、ファームで PowerPivot をアップグレードする場合に便利です。詳細については、「アップグレード (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。

アプリケーション管理

サービス アプリケーションの管理

このページを使用すると、ファームで使用する PowerPivot サービス アプリケーションを作成、構成、または変更できます。詳細については、「PowerPivot サービス アプリケーションの作成および構成」を参照してください。

Web アプリケーションの管理

全般設定を使用すると、PowerPivot の配置を手動で構成している場合に、現在の Web アプリケーションの最大アップロード サイズを増やすことができます。

サービス アプリケーションの関連付けの構成

このページを使用すると、PowerPivot サービスを既定の接続グループに追加したり、PowerPivot サービスをカスタム リストで使用したりすることができます。詳細については、「PowerPivot サービス アプリケーションを SharePoint Web アプリケーションに接続する方法」を参照してください。

既定のデータベース サーバーの指定

このページを使用すると、PowerPivot サービス アプリケーション データベースをホストしている可能性の最も高いサーバーに関する情報を表示できます。

監視

診断ログの構成

このページを使用すると、Windows のイベント ログおよびトレース ログにキャプチャされる PowerPivot メッセージの種類を指定できます。詳細については、「イベントのログ記録の構成 (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。

使用状況ログ

このページを使用すると、使用状況データを収集する対象となる PowerPivot イベントを指定できます。詳細については、「使用状況データ収集の構成 (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。

ジョブの状態の確認

このページを使用すると、PowerPivot サービスまたは Analysis Services サービス インスタンスを対象とするジョブの履歴および状態を表示できます。

ジョブ定義の確認

このページを使用すると、データ更新操作を起動するために使用される PowerPivot データ更新タイマー ジョブを表示、変更、または削除できます。詳細については、「PowerPivot のデータ更新の概要」を参照してください。

セキュリティ

サービス アカウントの構成

このページを使用すると、PowerPivot サービス アカウントを表示または変更できます。詳細については、「サービス アカウントとパスワードの変更 (PowerPivot for SharePoint)」を参照してください。

アプリケーションの全般設定

PowerPivot サービス

このページを使用すると、ファーム内の PowerPivot 要求を監視および分析する PowerPivot 管理ダッシュボードを開くことができます。詳細については、「PowerPivot 管理ダッシュボード」を参照してください。

PowerPivot 管理ダッシュボードでのサービス管理

PowerPivot for SharePoint により管理ダッシュボードがサーバーの全体管理に追加されるので、サーバーの状態、PowerPivot クエリの応答時間、PowerPivot データ ソースの基準、および PowerPivot データ更新の状態を監視できます。詳細については、「PowerPivot 管理ダッシュボード」を参照してください。

チーム サイトでのコンテンツ管理

PowerPivot for SharePoint をインストールした後、チーム サイトのアプリケーション ページからテンプレートや操作にアクセスできます。

サイトまたはページ

説明

サイト所有者は PowerPivot ギャラリーをサイトに追加できます。

ドキュメント所有者は、PowerPivot ギャラリーを使用して、集中管理場所から PowerPivot ブックを共有することができます。PowerPivot により、ライブラリでは使用できない PowerPivot ブックの多様なプレビューおよびレポートを作成できます。詳細については、「PowerPivot ギャラリーの管理」を参照してください。

サイト所有者はデータ フィード ライブラリをサイトに追加できます。

データ担当者は、データ フィード ライブラリを使用して、PowerPivot データのインポートに利用できるフィードを提供する Atom データ サービス ドキュメントをパブリッシュすることができます。詳細については、「データ フィード ライブラリを作成またはカスタマイズする方法」を参照してください。

データ更新の管理。任意のライブラリの Excel (.xlsx) ブックに対するコマンドです。

PowerPivot 要求をサポートする Web アプリケーションでは、すべての Excel ブック (.xlsx) ファイルに、ブックの PowerPivot データに対してデータ更新をスケジュールするために使用できる "データ更新の管理" アクションがあります。詳細については、「PowerPivot データ更新のスケジュール」を参照してください。

PowerPivot の配置に使用される SharePoint ファームのインフラストラクチャ

SharePoint 2010 インフラストラクチャには、ファームで分散アプリケーションをサポートするためのサービスと機能が用意されています。

  • 新しい共有サービス インスタンスをファームに追加したときの、インスタンスの自動検出。特定のサービスの新しい物理インスタンスが検出され、そのサービスをサブスクライブする Web アプリケーションによって使用されます。

  • アプリケーション レベルでの分離。構成設定とアプリケーション データを分離するように、複数の共有サービスを別々に構成できます。配置において、個々の SharePoint アプリケーションが共通のデータ ストアを持たないようにする必要がある場合、アプリケーション データと構成データを別々に保持するように複数の共有サービスを設定できます。

  • ファーム内のドキュメントとデータの使用状況データ収集。SharePoint には使用状況データ収集が用意されています。ログに記録されたイベントは SharePoint ファームの中央リポジトリにルーティングされます。SharePoint ログを既に監視している場合、PowerPivot サービス メッセージがログに表示されます。PowerPivot for SharePoint により、組み込みレポートと長期的なストレージが追加されて標準の使用状況データ収集が強化されるので、使用状況データを長期間保持できるようになります。

  • サーバーの全体管理で、サーバーの状態と可用性を監視できます。PowerPivot の接続、ロード、アンロード、およびクエリ処理のイベントは、使用状況データ収集システムでキャプチャされ、エラーおよび警告は、SharePoint トレース ログに記録されます。

  • 診断ツールとデータもファーム管理に含まれます。

  • データや操作にアクセスできるかどうかは、SharePoint の権限によって決まります。SharePoint の標準のドキュメント管理機能を使用して、ワークフローを設定し、PowerPivot ブックを管理することもできます。