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Transact-SQL エディターを使用したデータベース スクリプトおよびオブジェクトの編集

Transact-SQL エディターでは、Transact-SQL のスクリプトとクエリを作成、検証、および実行できます。また、このエディターを使用して、テーブル、ビュー、インデックス、ストアド プロシージャなどのデータベース オブジェクトの定義を変更することもできます。Transact-SQL エディターは、データベースの配置前および配置後に実行されるスクリプトを作成するための主要な手段です。Transact-SQL エディターには、Visual C# や Visual Basic 用のコード エディターと同じ基本機能が用意されています。

Transact-SQL エディターの機能は以下のとおりです。

  • Visual Studio エディターのすべての一般的な機能。これには、検索と置換、ブックマーク、インデント ブロックとインデント解除、Visual Studio の [エラー一覧] ウィンドウとの統合、コメント ブロックとコメント解除などが含まれます。

  • 他のエディターおよび SQL Server Management Studio と互換性があるショートカット キーのサポート。

  • さまざまなバージョンの Transact-SQL に対応した Transact-SQL 構文配色機能。これにより読みやすさが向上し、複雑なステートメントが作成しやすくなります。

  • スクリプトまたはクエリを実行せずに Transact-SQL 構文を検証する機能。

  • 非接続状態で編集する機能。

  • グリッドまたはテキストとして表示されるか、ディスク上のファイルに保存される、複数のクエリ結果セット。

  • クエリ実行時にクライアント統計を収集し表示する機能。

  • 複数のクエリを単一のエディター インスタンスで実行し、複数の結果セットを生成する機能。クエリは順次実行されます。

  • 複数の異なるエディター インスタンスで一度に複数のクエリを実行する機能。

  • クエリの実行に関する構成可能な設定。

  • SQLCMD のサポート。

データベース セッションと接続

一度に複数のインスタンスの Transact-SQL エディターを開くことができます。スクリプトまたはクエリを複数の異なるセッションで同時に実行できます。このアプローチは、インデックスの再作成など、実行に時間のかかるクエリが複数ある場合に便利です。

個々の Transact-SQL エディター インスタンスでは、接続と非接続のいずれの状態でも作業が可能なので、スクリプトおよびクエリをいつでも編集できます。ただし、データベースに接続されていない場合は、クエリを検証することも実行することもできません。セッションを閉じなくても、データベースを変更したり、別のサーバーに接続したりすることができます。

スキーマ ビューからデータベース オブジェクトを開いたときも、そのオブジェクトが含まれているファイルをソリューション エクスプローラーから開いたときも、使用される Transact-SQL エディターは同じです。データベース オブジェクトを変更していても、実際には基になる .sql ファイルを編集していることになります。サーバー上のデータベースを更新するには、変更を構築してから配置する必要があります。

一般的なタスク

次の表に、このシナリオをサポートする一般的なタスクの説明と、それらのタスクを正常に完了する方法の詳細へのリンクを示します。

タスク

関連する参照先

Transact-SQL エディターを開く: 通常、Transact-SQL エディターは、データベースに接続して Transact-SQL スクリプトを実行するか、データベースまたはサーバー プロジェクトでオブジェクトまたはスクリプトを変更する場合に開きます。

データベースとの接続を確立または解除する: 新しいクエリまたはプロシージャのプロトタイプを作成する場合など、Transact-SQL エディターを使用してスクリプトを実行するには、データベースに接続する必要があります。データベース接続を切断して、オフライン状態でスクリプトを編集することもできます。その後で同じデータベースに再接続することも、同じエディター セッションで別のデータベースに再接続することもできます。

Transact-SQL ステートメントを作成および検証する:Transact-SQL エディターにおける Transact-SQL ステートメントの作成方法は、コードの作成方法とよく似ています。Transact-SQL エディターには、Transact-SQL エディターに固有のショートカット キーと構文強調表示機能が用意されています。任意のスクリプトまたはスクリプト フラグメントを検証してから、そのスクリプトを実行することができます。Transact-SQL スクリプトで SQLCMD ステートメントを使用する必要がある場合は、SQLCMD モードを有効にすることができます。

Transact-SQL ステートメントの一部またはすべてを実行する: クエリの実行方法を制御するオプションを指定します。これには、結果の形式、クライアント統計の収集の有無などが含まれます。実行に時間のかかるクエリは、完了するまで待たずにキャンセルすることができます。クエリ内のバッチが 1 つ実行されるたびに、指定した形式で返された結果をレビューすることができます。

Transact-SQL ステートメントを保存する: スクリプトまたはオブジェクトの定義を変更し終えたら、変更内容を保存できます。保存せずにエディターを閉じることで、変更内容を破棄することもできます。

実際に体験する: チュートリアルに従って単純な Transact-SQL スクリプトを作成し実行することによって、Transact-SQL エディターの使用方法を習得できます。

関連トピック

タイトル

説明

Verifying Database Code by Using Unit Tests

データベース単体テスト用の Transact-SQL スクリプトを作成する場合は、Transact-SQL エディターを使ってこれらのスクリプトを編集します。

Compare and Synchronize Database Schemas

スキーマ更新スクリプトをエディターにエクスポートする場合は、そのスクリプトを Transact-SQL エディターで表示します。

Compare and Synchronize Data in One or More Tables with Data in a Reference Database

データ更新スクリプトをエディターにエクスポートする場合は、そのスクリプトを Transact-SQL エディターで表示します。