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チーム プロジェクト コレクションの分割

更新 : 2011 年 3 月

チーム プロジェクト コレクションを複数のコレクションに分割して、そのサイズや構成を変更することはできますが、このプロセスには多くの手順が必要です。 このプロセスには、元のコレクション データベースをバックアップしてコレクション データベースのコピーを作成し、それを別の名前で復元し、さらにその名前を変更したデータベースを Visual Studio Team Foundation Server にアタッチするという手順が含まれます。 コレクション データベースを別の名前で復元すると、Team Foundation Server に 2 つの機能的チーム プロジェクト コレクションが存在することになりますが、これらの 2 つのコレクションは、引き続き同じレポート フォルダーとサイト コレクションを共有します。 レポートおよびチーム プロジェクト ポータルは機能しますが、元のチーム プロジェクト コレクションから分割されません。 そのため、新しいチーム プロジェクト コレクションに関連付けられたレポートを個別のフォルダーに移動するか、チーム プロジェクト ポータルをホストするサイト コレクションを分割するか、その両方を実行するかどうかを決定する必要があります。 これらの変更を実行する場合、追加の手順が必要になりますが、各コレクションで個別単位が保持されます。

チーム プロジェクト コレクションは、次の状況下で分割することが考えられます。

  • 既に組織内の部門別に所有されているコレクション内のプロジェクトを、部門単位で調整する。

  • Team Foundation Server を旧バージョンからアップグレードし、コレクションが 1 つしかない場合で、セキュリティまたはビジネス調整上の理由から、プロジェクトを複数のコレクションに分割する。

  • 独自に Team Foundation Server を配置している遠隔地オフィスに、コレクション内の一部のプロジェクトの所有権を移動する。 このシナリオでは、まずコレクションを分割し、それから、分割したコレクションの 1 つを遠隔地オフィスの配置に移動します。

    注意

    ここでは、チーム プロジェクト コレクションの分割手順についてのみ説明します。 コレクションを分割した後で移動する場合は、「チーム プロジェクト コレクションの移動」を参照してください。

このトピックの内容

チーム プロジェクト コレクションを分割するには、以下の順番で手順を完了する必要があります。

  1. Lab Management リソースを削除する

  2. コレクションを停止する

  3. コレクション データベースをバックアップする

  4. コレクション データベースを別の名前で復元する

  5. 元のコレクション データベースをアタッチする

  6. 名前を変更したコレクション データベースをアタッチする

  7. SharePoint Web アプリケーションのリソースに再接続する

  8. 分割したコレクションからプロジェクトを削除する

  9. レポートを分割する

  10. コレクションを開始する

  11. データ ウェアハウスと Analysis Services をビルドし直す

  12. チーム プロジェクト ポータルを再構成する

  13. Lab Management リソースを構成する

  14. 分割したチーム プロジェクト コレクションに対してユーザーとグループを構成する

  15. プロジェクトに対してユーザーとグループを構成する

  16. 分割したチーム プロジェクト コレクションをサポートするために元のサイト コレクションを分割する

  17. Microsoft Project Server と統合を同期する

必要なアクセス許可

以下の手順を実行するには、次のグループのメンバーである必要があります。

  • Team Foundation の管理コンソールを実行しているサーバーの Administrators セキュリティ グループ

  • Team Foundation Server のデータベースをホストするサーバーとインスタンス上の SQL Server 内の sysadmin グループのメンバー

配置で SharePoint 製品を使用する場合、Team Foundation Server のサービス アカウントを SharePoint 製品内のファーム管理者グループのメンバーにしておくことを強くお勧めします。

注意

Team Foundation Server のサービス アカウントにこのメンバーシップを付与しない場合でも、チーム プロジェクト コレクションを分割することはできます。 ただし、コレクションをアタッチするときにエラーが発生し、ポータルでプロジェクトに再接続する追加手順が必要になります。 一般的に、運用要件でサービス アカウントにこのメンバーシップを付与することが制限されている場合でも、分割期間中はファーム管理者グループへのサービス アカウントの追加を検討するようにしてください。

これらのアクセス許可に加えて、Windows Server 2008 を実行しているコンピューターでは、次の要件を満たすことが必要になる場合があります。

  • コマンド ラインの手順を実行するには、昇格した特権のコマンド プロンプトを開くことが必要になる場合があります。その場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。

  • Internet Explorer を必要とする手順を実行するには、Internet Explorer を管理者として起動することが必要になる場合があります。その場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。次に、[Internet Explorer] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

  • SharePoint サーバーの全体管理、SQL Server Reporting Services のレポート マネージャー、レポート、または Web サイトにアクセスするには、これらのサイトを Internet Explorer の信頼済みサイトの一覧に追加することが必要になる場合があります。

詳細については、Microsoft Web サイトの「ユーザー アカウント制御」を参照してください。

Lab Management リソースを削除する

次のいずれかの状況に当てはまる場合は、この手順を省略できます。

  • 分割するチーム プロジェクト コレクションが Visual Studio Lab Management に対して構成されていない。  

  • チーム プロジェクト コレクションを同じドメイン内で分割し、このコレクションをサポートしていた同じ System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) を使用する予定である。

コレクションを別のドメインに移動するか、別の System Center Virtual Machine Manager を使用する場合は、Lab Management で使用されているリソースをコレクション データベースから削除する必要があります。 これらのリソースには、仮想マシン、テンプレート、チーム プロジェクト ホスト グループ、およびチーム プロジェクト ライブラリ共有が含まれます。 コレクションを復元し、アタッチした後で、Lab Management 資産を作成し直す必要があります。

Lab Management リソースを削除するには

  • 指定されたチーム プロジェクト コレクションからすべてのグループ ホスト、ライブラリ共有、および環境を削除する方法については、「TFSConfig Lab /Delete コマンド」の /External オプションについての説明を参照してください。

コレクションをデタッチする

コレクションを分割するには、まず現在実行している Team Foundation Server の配置からコレクションをデタッチする必要があります。 コレクションをデタッチすると、すべてのジョブとサービスが停止し、その後コレクション データベースが停止します。

チーム プロジェクト コレクションをデタッチするには

  1. 分割するコレクションをホストするサーバー上で Team Foundation の管理コンソールを開きます。

    詳細については、「Team Foundation 管理コンソールを開く」を参照してください。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] をクリックし、コレクションの一覧で分割するコレクションをクリックします。

  3. [全般] タブの [チーム プロジェクト コレクションのデタッチ] をクリックします。

    チーム プロジェクト コレクションのデタッチ ウィザードが開きます。

  4. (省略可能) [チーム プロジェクト コレクションのサービス メッセージを指定してください。] ページの [サービス メッセージ] に、このコレクション内のプロジェクトに接続しようとするユーザーに対するメッセージを入力します。

  5. [次へ] をクリックします。

  6. [チーム プロジェクト コレクションのデタッチに使用する設定を確認してください。] ページで、設定を確認します。

  7. いずれかの設定を変更する場合は、[前へ] をクリックします。 問題がなければ、[確認] をクリックします。

  8. すべての準備チェックが問題なく完了したら、[デタッチ] をクリックします。

  9. [チーム プロジェクト コレクションのデタッチの進行状況を監視します。] ページで、すべてのプロセスが完了したら、[次へ] をクリックします。

  10. (省略可能) [このチーム プロジェクト コレクションの補足情報を確認してください。] ページで、ログ ファイルの場所をクリックするか、メモしておきます。

  11. [閉じる] をクリックします。

    これで、チーム プロジェクト コレクションが管理コンソールのコレクション一覧から除外されました。

コレクション データベースをバックアップする

コレクションをデタッチしたら、サーバーに別の名前でコピーを復元するデータベースをバックアップする必要があります。 このタスクを実行するには、SQL Server 付属のツールを使用する必要があります。

コレクション データベースをバックアップするには

コレクション データベースを復元する

コレクション分割の一部として、Team Foundation Server の配置をサポートするように構成されている SQL Server のインスタンスにコレクション データベースのバックアップを復元する必要があります。 データベースを復元する際、元のコレクション データベースとは異なる名前を付ける必要があります。

コレクション データベースを新しい名前で復元するには

元のコレクション データベースをアタッチする

データベースを別の名前で復元したら、元のコレクション データベースを Team Foundation Server の配置にアタッチし直す必要があります。

注意

配置で SharePoint 製品が使用されており、Team Foundation Server のサービス アカウントがファーム管理者グループのメンバーでない場合、コレクションをアタッチするときに警告が発生します。 これは予測どおりの動作です。

コレクションをアタッチするには

  1. Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] をクリックし、次に [チーム プロジェクト コレクションのアタッチ] をクリックします。

    チーム プロジェクト コレクションのアタッチ ウィザードが開きます。

  3. [アタッチするチーム プロジェクト コレクション データベースを選択してください。] ページで、コレクション データベースをホストするサーバーとインスタンスの名前が一覧に含まれていない場合は、[SQL Server インスタンス] にその名前を入力します。

  4. [データベース] ボックスの一覧で、アタッチするコレクション データベースをクリックし、[次へ] をクリックします。

  5. [チーム プロジェクト コレクション情報を入力してください。] ページの [名前] に、まだ使用されていないコレクション名を入力します。

  6. (省略可能) [説明] に、コレクションの説明を入力します。

  7. [次へ] をクリックします。

  8. [チーム プロジェクト コレクションのアタッチに使用する設定を確認してください。] ページで、情報を確認します。

  9. いずれかの設定を変更する場合は、[前へ] をクリックします。 問題がなければ、[確認] をクリックします。

  10. すべての準備チェックが問題なく完了したら、[アタッチ] をクリックします。

  11. [チーム プロジェクト コレクションのアタッチの進行状況を監視します。] ページで、すべてのプロセスが完了したら、[次へ] をクリックします。

  12. (省略可能) [このチーム プロジェクト コレクションの補足情報を確認してください。] ページで、ログ ファイルの場所をクリックするか、メモしておきます。

  13. [閉じる] をクリックします。

    これで、チーム プロジェクト コレクションが管理コンソールのコレクション一覧に加わりました。

名前を変更したコレクション データベースをアタッチする

元のコレクション データベースをアタッチした後、名前を変更したコレクションを Team Foundation Server の配置にアタッチする必要があります。 このコレクションをアタッチしても、コレクションは停止したままになります。 すべての重複プロジェクトが解消されるまで、コレクションを開始することはできません。

注意

配置で SharePoint 製品が使用されており、Team Foundation Server のサービス アカウントがファーム管理者グループのメンバーでない場合、コレクションをアタッチするときに警告が発生します。 これは予測どおりの動作です。

名前を変更したコレクション データベースをアタッチするには

  1. 分割したコレクションをホストする配置のアプリケーション層をホストするサーバーで Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] をクリックし、次に [チーム プロジェクト コレクションのアタッチ] をクリックします。

    チーム プロジェクト コレクションのアタッチ ウィザードが開きます。

  3. [アタッチするチーム プロジェクト コレクション データベースを選択してください。] ページで、名前を変更したコレクション データベースをホストするサーバーとインスタンスの名前が一覧に含まれていない場合は、[SQL Server インスタンス] にその名前を入力します。

  4. [データベース] ボックスの一覧で、名前を変更したコレクション データベースをクリックし、[次へ] をクリックします。

  5. [チーム プロジェクト コレクション情報を入力してください。] ページの [名前] に、元のコレクション名とは異なるコレクション名を入力します。

  6. (省略可能) [説明] に、コレクションの説明を入力します。

  7. [次へ] をクリックします。

  8. [チーム プロジェクト コレクションのアタッチに使用する設定を確認してください。] ページで、情報を確認します。

  9. いずれかの設定を変更する場合は、[前へ] をクリックします。 問題がなければ、[確認] をクリックします。

  10. すべての準備チェックが問題なく完了したら、[アタッチ] をクリックします。

  11. [チーム プロジェクト コレクションのアタッチの進行状況を監視します。] ページで、すべてのプロセスが完了したら、[次へ] をクリックします。

    注意

    コレクションが SharePoint Web アプリケーションでサポートされている場合は、SharePoint Web アプリケーションのアタッチ ステータスについて警告アイコンが表示されます。 この動作は予測されたものであり、無視してかまいません。

  12. (省略可能) [このチーム プロジェクト コレクションの補足情報を確認してください。] ページで、ログ ファイルの場所をクリックするか、メモしておきます。

  13. [閉じる] をクリックします。

    これで、コレクション名が管理コンソールのコレクション一覧に加わりました。

SharePoint Web アプリケーションのリソースに再接続する

名前を変更したコレクションをアタッチしたら、次に、SharePoint Web アプリケーションとの接続を修復し、名前を変更したコレクションと Web アプリケーション間の接続がすべて正しく設定されるようにします。

SharePoint Web アプリケーションへの接続を修復するには

  1. コレクションの移動先の配置のアプリケーション層をホストするサーバーで Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [SharePoint Web アプリケーション] をクリックし、Web アプリケーションの一覧で、アタッチしたコレクションをサポートする Web アプリケーションをクリックします。

    一覧で Web アプリケーションを選択すると、[接続の修復] ボタンが表示されます。

  3. [接続の修復] をクリックし、[SharePoint Web アプリケーションへの接続の修復] ダイアログ ボックスで [再接続] をクリックします。

  4. ステータス ウィンドウに "再接続操作に成功しました" と表示されたら、[閉じる] をクリックします。

分割したコレクションからプロジェクトを削除する

この時点では Team Foundation Server にアタッチされているコレクションのコピーが 2 つ存在しているため、両方のコレクションにプロジェクトが存在することがないように、元のコレクションまたは名前を変更したコレクションから、それぞれ該当するプロジェクトを削除します。

重要

プロジェクトは、複数のコレクションに存在することはできません。 分割したコレクション間で重複するプロジェクトがすべて解消されるまで、名前を変更したコレクションを開始することはできません。

コレクションからプロジェクトを削除するには

  1. 分割したコレクションをホストするサーバーで、Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] をクリックし、コレクションの一覧で、分割するために停止しているコレクションをクリックします。

  3. [チーム プロジェクト] タブをクリックします。

  4. チーム プロジェクトの一覧で、コレクションから削除するプロジェクトを選択し、[削除] をクリックします。

    [チーム プロジェクトの削除] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [ワークスペース データを削除する] チェック ボックスをオンにし、[外部の成果物を削除する] チェック ボックスはオフのままにして、[削除] をクリックします。

    [外部の成果物を削除する] チェック ボックスがオンになっていて、チーム プロジェクトが Lab Management を使用するように構成されている場合、そのプロジェクトに関連付けられている仮想マシンとテンプレートが System Center Virtual Machine Manager から削除されます。 これらは、名前を変更したコレクション内のチーム プロジェクトでは使用できなくなります。

  6. 両方のコレクションに重複するプロジェクトがなくなるまで、手順 2. ~ 5. を繰り返します。

レポートを分割する

配置に SQL Server Reporting Services を実行するサーバーが含まれていない場合、または別のコレクションを反映するフォルダーにレポートを分割しない場合は、この手順をスキップできます。

プロジェクトを削除した後、分割したコレクションが使用するレポートを別のフォルダーに移動して、元のフォルダーから削除する必要があります。

重要

レポート フォルダーは両方の場所に存在します。 レポート フォルダーを削除する前に、すべてのレポートを適切に移動するようにしてください。

レポートを別のフォルダーに分割するには

  1. レポート マネージャーで、分割したコレクションをサポートするレポートを、そのコレクション用のフォルダーに移動します。

    詳細については、Microsoft Web サイトの「[<ItemName> を移動] ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。

  2. 配置で SharePoint Web アプリケーションが利用されている場合、適切に表示されるように、レポートを移動した後に Web アプリケーションに再接続する必要がある場合があります。 Web アプリケーションに再接続するには、次の手順を実行します。

    1. 分割したコレクションをホストするサーバーで、Team Foundation の管理コンソールを開きます。

    2. [SharePoint Web アプリケーション] をクリックして、コレクションをサポートするアプリケーションをクリックします。

      一覧で Web アプリケーションを選択すると、[接続の修復] ボタンが表示されます。

    3. [接続の修復] をクリックし、[SharePoint Web Application から Team Foundation Server に再接続する] ダイアログ ボックスで、[再接続] をクリックします。

    4. ステータス ウィンドウに "再接続操作に成功しました" と表示されたら、[閉じる] をクリックします。

チーム プロジェクト コレクションを開始する

両方のコレクションからプロジェクトを削除したら、分割した両方のコレクションに対してユーザーとグループを構成する前に、名前を変更したコレクションを再開する必要があります。

チーム プロジェクト コレクションを開始するには

  1. 分割したコレクションをホストするサーバーで、Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] をクリックし、コレクションの一覧で、分割するために停止しているコレクションをクリックします。

  3. [全般] タブの [チーム プロジェクト コレクションの開始] をクリックします。

    コレクションが開始します。

  4. 新しい名前でアタッチされているコレクションに対して手順 2. を繰り返します。

データ ウェアハウスと Analysis Services をビルドし直す

配置の一部として Reporting Services を実行するサーバーを使用していない場合は、この手順を省略できます。

コレクションを分割した配置でレポート サーバーが使用されている場合は、Team Foundation のウェアハウスと Analysis Services のデータベースをビルドし直す必要があります。 コレクションを分割した後で配置に対してレポートとダッシュボードが正しく動作し、配置内の他のコレクションとの間で競合が発生しないように、この手順を実行する必要があります。

データ ウェアハウスと Analysis Services データベースをビルドし直すには

  1. Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. ナビゲーション バーで [レポート] をクリックします。

  3. [レポート][リビルドの開始] をクリックします。

  4. [ウェアハウス データベースと Analysis Services データベースのリビルド] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。

    注意

    リビルドの開始アクションが完了した後、ウェアハウスのリビルドとデータの再読み込みが引き続き行われます。 配置のサイズとデータ量によっては、このプロセス全体が完了するまでに数時間かかる場合もあります。

チーム プロジェクト ポータルを再構成する

配置で SharePoint 製品が使用されていない場合は、この手順を省略できます。

両方のコレクションを開始した後、各コレクション内のプロジェクト用のチーム プロジェクト ポータルがそのプロジェクトの正しいデータを反映するように、ポータルを再構成する必要があります。

チーム プロジェクト ポータルを再構成するには

Lab Management リソースを構成する

チーム プロジェクト コレクションを同じドメイン内で分割し、このコレクションをサポートしていた同じ System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) を使用する予定である場合は、この手順を省略できます。

コレクションを別のドメインに移動するか、別の System Center Virtual Machine Manager を使用する場合は、チーム プロジェクト ホスト グループを作成し直す必要があります。 また、Team Foundation Server でチーム プロジェクト ライブラリ共有を作成し直し、Microsoft テスト マネージャー で仮想マシン、テンプレート、および環境を作成し直す必要もあります。

Lab Management リソースを構成するには

  1. Team Foundation のアプリケーション層を構成します。

    詳細については、「Configuring Lab Management for the First Time」を参照してください。

  2. 新しい SCVMM にゴールデン マスター仮想マシンとテンプレートを作成し直します。

    詳細については、「方法: Lab Management 用の仮想マシンおよびテンプレートを作成して保存する」を参照してください。

  3. 仮想マシンとテンプレートをチーム プロジェクト コレクションにインポートします。

    詳細については、「How to: Import a Virtual Machine or a Template from SCVMM」を参照してください。

  4. 各チーム プロジェクトの環境を作成し直します。

    詳細については、「方法: 仮想マシンまたはテンプレートから環境を作成する」を参照してください。

分割したチーム プロジェクト コレクションに対してユーザーとグループを構成する

分割したコレクションが両方とも同じドメイン内にあり、元のコレクションの管理者にその両コレクションへのアクセスを許可する場合は、この手順を省略できます。

コレクションを分割した後、両方のコレクションのアクセス許可グループを、それぞれのコレクションを管理するユーザーとグループで更新する必要があります。

コレクションに対してユーザーとグループを構成するには

プロジェクトに対してユーザーとグループを構成する

分割したコレクションが両方とも同じドメイン内にあり、元のコレクション内のプロジェクトのユーザーにその両コレクションへのアクセスを許可する場合は、この手順を省略できます。

両方のコレクションの管理者を構成した後、構成したユーザー自身または管理者が、各コレクション内のプロジェクトに対するユーザーとグループのアクセス許可を構成する必要があります。 配置によっては、SharePoint 製品と Reporting Services で、これらのユーザーに対するアクセス許可の構成が必要な場合もあります。

チーム プロジェクトへのユーザーのアクセス許可を構成するには

分割したチーム プロジェクト コレクションをサポートするために元のサイト コレクションを分割する

配置で SharePoint 製品 が使用されていない場合、または両方のチーム プロジェクト コレクションをサポートするために元のサイト コレクションを使用し続ける場合は、この手順をスキップできます。

分割した両方のコレクションをサポートするために SharePoint 製品 の同じサイト コレクションを使用し続けることができます。 両方のコレクションのチーム プロジェクトは、これまでと同じチーム プロジェクト ポータルを使用します。 すべてのポータルは、元のチーム プロジェクト コレクションをサポートしていたサイト コレクションでホストされます。 ただし、この構成のままでは、チーム プロジェクト コレクションとサイト コレクション間の一対一リレーションシップが複雑になるだけでなく、配置の復元も困難になる可能性があります。 これを防止するには、元のチーム プロジェクト コレクションをサポートしていたサイト コレクションを分割し、チーム プロジェクト コレクションにこの分割を反映させます。

分割したサイト コレクションを使用するためにサイト コレクションを分割し、分割したチーム プロジェクト コレクションをリダイレクトするには

  1. サイト コレクションを分割する方法の詳細については、Microsoft Web サイトの次のページを参照してください。

    ヒント

    ユーザー アクセス許可を構成し、サイト コレクションにアクセスして、ユーザー アクセスとチーム プロジェクト コレクションを照合します。

  2. 影響を受けるチーム プロジェクト コレクションが、分割されたサイト コレクションを利用するように構成します。

    詳細については、「SharePoint サイトの設定の管理」を参照してください。

  3. 各コレクション内のチーム プロジェクト用のチーム プロジェクト ポータルがそのプロジェクトの正しいデータを反映するように、ポータルを再構成します。

    詳細については、「チーム プロジェクト ポータルを再構成する」を参照してください。

Microsoft Project Server と統合を同期する

分割するチーム プロジェクト コレクションが Microsoft Project Server と統合されていない場合は、この手順を省略できます。 詳細については、「Microsoft Team Foundation Server 2010 と Microsoft Project Server Integration Feature Pack」を参照してください。

コレクションを分割したら、そのコレクションを異なるサーバーに移動しない限り、コレクションと Project Server 間でのデータの同期を継続する手順を行う必要はありません。 この場合、コレクションの分割後にコレクションを移動するための手順に従う必要があります。 詳細については、「チーム プロジェクト コレクションの移動」を参照してください。

チーム プロジェクト コレクションの分割後、Team Foundation Server と Microsoft Project Server の同期の一環としてメタデータが更新されるのを待つ必要があります。 同期後、Project Server にデータが正しく表示されなければなりません。 詳細については、「配置の構成の変更」を参照してください。

同期を検証するには

参照

処理手順

チーム プロジェクト コレクションの作成

チーム プロジェクト ポータルの追加

概念

Team Foundation Server のアーキテクチャ

SharePoint 製品と Team Foundation Server 間の相互作用

その他の技術情報

チーム プロジェクト コレクションの移動

チーム プロジェクトをサポートするリソースの構成

履歴の変更

日付

履歴

理由

2011 年 3 月

Project Server と統合する配置についての詳細を追加。

SP1 機能変更

2010 年 7 月

レポートを分割するための手順を明記。

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2010 年 9 月

データベースの名前を変更し、再アタッチする際の分割に関する情報を追加。 サイト コレクションの分割方法に関する情報へのリンクを提供。

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