パイプ名

各名前付きパイプには、システムの名前付きオブジェクトの一覧内の他の名前付きパイプと区別する一意の名前があります。 パイプ サーバーは、 CreateNamedPipe 関数を呼び出して名前付きパイプの 1 つ以上のインスタンスを作成するときに、パイプの名前を指定します。 パイプ クライアントは、 CreateFile または CallNamedPipe 関数を呼び出して名前付きパイプのインスタンスに接続するときに、パイプ名を指定します。

CreateFileWaitNamedPipe、または CallNamedPipe 関数でパイプの名前を指定する場合は、次の形式を使用します。

\\ServerName\pipe\PipeName

ここで 、ServerName は、ローカル コンピューターを指定するリモート コンピューターの名前またはピリオドです。 PipeName で指定されたパイプ名文字列には、円記号以外の任意の文字 (数字や特殊文字を含む) を含めることができます。 パイプ名の文字列全体の長さは最大 256 文字です。 パイプ名では大文字と小文字は区別されません。

パイプ サーバーは別のコンピューターにパイプを作成できないため、次の例に示すように、 CreateNamedPipe ではサーバー名にピリオドを使用する必要があります。

\\.\pipe\PipeName

パイプ サーバーはパイプ クライアントにパイプ名を指定できるため、パイプに接続できます。 パイプ クライアントは、レジストリ エントリ、ファイル、または別のアプリケーションなど、永続的なソースからパイプ名を検出します。 それ以外の場合、クライアントはコンパイル時にパイプ名を認識する必要があります。