Share via


TextChild コントロール パターン

プロパティとメソッドに関する情報など、 ITextChildProvider を実装するためのガイドラインと規則について説明します。 TextChild コントロール パターンは、Text コントロール パターンをサポートする要素の最も近い先祖にアクセスするために使用されます。

たとえば、次の図に示すように、文書内のテキストに埋め込み画像とハイパーリンクが含まれているとします。

埋め込み画像とハイパーリンクを含むテキストを示すスクリーン ショット

Microsoft UI オートメーション ツールを使用してこのドキュメント コンテンツのUI オートメーション ツリーを調べると、画像を表す 1 つの子要素とハイパーリンクを表す別の子要素を含むドキュメント要素が表示されることがあります。 次に例を示します。

サンプル UI オートメーション要素ツリーの検査レポートを示すスクリーン ショット

通常、前の例の document 要素は Text コントロール パターンをサポートしていますが、ドキュメント要素の 2 つの子はサポートしていません。 UI オートメーションクライアント アプリケーションが image 要素または hyperlink 要素への参照を持っている場合、クライアントは TextChild コントロール パターンを、含むドキュメント要素によって公開される Textcontrol パターンにアクセスするための便利な方法として使用できます。

実装のガイドラインと規則

ITextChildProvider インターフェイスを実装する場合は、次のガイドラインと規則に注意してください。

ITextChildProvider の必須メンバー

これらのプロパティとメソッドは、 ITextChildProvider インターフェイスを実装するために必要です。

必須メンバー メンバーの型 メモ
TextContainer プロパティ なし
TextRange プロパティ なし

 

このコントロール パターンに関連するメソッドまたはイベントはありません。

概念