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Linux 用 Windows サブシステムとは

Windows の機能である Linux 用 Windows サブシステム (WSL) を使うと、Windows コンピューター上で Linux 環境を実行でき、別の仮想マシンやデュアル ブートは必要ありません。 WSL は、Windows と Linux の両方を同時に使いたい開発者に、シームレスで生産性の高いエクスペリエンスを提供するように設計されています。


WSL 2 とは

WSL 2 は、Linux ディストリビューションをインストールするときの既定のディストリビューションの種類です。 WSL 2 は仮想化テクノロジを使って、軽量のユーティリティ仮想マシン (VM) 内で Linux カーネルを実行します。 Linux ディストリビューションは、WSL 2 のマネージド VM 内の分離されたコンテナーとして実行されます。 WSL 2 から実行された Linux ディストリビューションは、同じネットワーク名前空間、デバイス ツリー (/dev/pts 以外)、CPU/カーネル/メモリ/スワップ、/init バイナリを共有しますが、PID 名前空間、マウント名前空間、ユーザー名前空間、Cgroup 名前空間、init プロセスは独自のものを使います。

WSL 2 では、WSL 1 のアーキテクチャと比較して、ファイル システムのパフォーマンスが向上し、システム コールの完全な互換性が実現されます。 詳細な WSL 1 と WSL 2 の比較を確認してください。

個々の Linux ディストリビューションは、WSL 1 または WSL 2 アーキテクチャで実行できます。 各ディストリビューションはいつでもアップグレードまたはダウングレードできます。また、WSL 1 ディストリビューションと WSL 2 ディストリビューションをサイド バイ サイドで実行することができます。 WSL バージョンの設定コマンドを参照してください。

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