ルール
ビジネス ルールは、ビジネス プロセスの実施を管理する宣言型ステートメントです。 ルールは条件とアクションで構成されます。 条件が評価され、 true と評価された場合、ルール エンジンは 1 つ以上のアクションを開始します。
ビジネス ルール フレームワークではルールは次の形式で定義されます。
IFcondition
THENaction
次の例を確認してください。
金額が使用可能な資金以下である
取引を行い、レシートを印刷する
このルールはビジネス ロジックを適用して、データまたはファクトの 2 つの金額、ここでは取り引き金額と使用可能な資金を比較し、取り引きを行うかどうかを決定します。
ビジネス ルールの作成、変更、バージョン管理、展開にはビジネス ルール作成ツールを使用します。 これらの作業を、プログラムで実行することもできます。
条件はファクトについての述語から成る true/false (ブール値) 式です。
この例では、 以下 の述語がファクト の金額 と 使用可能な資金に適用されます。 この条件は常に true または false に評価 されます。
述語を論理演算子 AND、OR、NOT と組み合わせて、非常に大きくなる可能性がある論理式を形成できますが、常に true または false に評価されます。
アクションは条件評価の機能的な結果です。 ルールの条件が満たされると、対応するアクションが開始されます。
この例では、"取引を行う" と "レシートを印刷する" がアクションです。これらのアクションは、条件 (IF 金額が使用可能な資金以下である) が true の場合にのみ実行されます。
ビジネス ルール フレームワークでは、アクションはメソッドの呼び出しやオブジェクトのプロパティ設定、XML ドキュメントやデータベース テーブルに対する集合演算という形で表現されます。
ファクトはルールを適用するデータです。 この例では、"金額" と "使用可能な資金" がファクトです。 詳細については、「 ファクト」を参照してください。