ネイティブ パッケージを作成する
ネイティブ パッケージには、マネージド アセンブリではなくネイティブ バイナリが含まれているため、C++ (または同様の) プロジェクト内で使用できます。 (「使用」セクションの「ネイティブ C++ パッケージ」を参照してください。)
C++ プロジェクトで使用できるようにするには、パッケージが native
フレームワークを対象にする必要があります。 現時点では、NuGet ですべての C++ プロジェクトが同様に処理されるように、このフレームワークに関連付けられているバージョン番号はありません。
注意
他の開発者がタグを検索して、お客様のパッケージを見つけられるように、必ず .nuspec
の <tags>
セクションに native を含めてください。
native
を対象とするネイティブ NuGet パッケージでは、\build
、\content
、および \tools
フォルダーにファイルが提供されます。\lib
はこの場合、使用されません (NuGet では、直接 C++ プロジェクトに参照を追加することはできません)。 パッケージには、\build
のターゲットとプロパティ ファイルも含まれる場合があります。このファイルは、NuGet によってパッケージを使用するプロジェクトに自動的にインポートされます。 これらのファイルは、.targets
や .props
の拡張子を含むパッケージ ID と同じ名前になります。 たとえば、Microsoft.Web.WebView2 パッケージには、その \build
フォルダーに Microsoft.Web.WebView2.targets
ファイルが含まれています。
\build
フォルダーは、ネイティブ パッケージだけでなく、すべての NuGet パッケージに使用できます。 \build
フォルダーでは、\content
、\lib
、\tools
フォルダーと同様に、ターゲット フレームワークが尊重されます。 つまり、\build\net40
フォルダーと \build\net45
フォルダーを作成でき、NuGet では適切なプロパティ ファイルとターゲット ファイルがプロジェクトにインポートされるということです。 (MSBuild ターゲットをインポートするために、PowerShell スクリプトを使用する必要はありません。)