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Event.ID プロパティ (Visio)

オブジェクトの ID を取得します。 読み取り専用です。

構文

Id

Event オブジェクトを表す変数。

戻り値

Long

注釈

図形の ID はページまたはマスター シェイプ内でのみ一意です。 ページ、マスター シェイプ、またはスタイルの ID はドキュメントの範囲内で一意です。

図形、ページ、マスター シェイプ、またはスタイルを削除した場合、同範囲内の新規オブジェクトにその ID が割り当てられる可能性があります。 したがって、異なるデータ ストアに図形またはスタイルの ID を保持しても、通常は、UniqueID プロパティを使用した一意の ID ほどの信頼性はありません。

Shape オブジェクトの場合、ID プロパティを GetResultsSetResults などのメソッドで使用すると、さまざまな図形のセルの値を一度に取得または設定することができます。 そのためには、図形の ID をメソッドに渡す必要があります。 DropMany メソッドを使用して図形を作成した場合、メソッドは作成した図形の ID をプログラムに返します。

Font オブジェクトの場合、ID プロパティは、図形の [Character Properties] セクションの行の [Font] セルに格納されている数値に対応しています。 たとえば、"Arial" という名前のフォントを図形のテキストに適用するには、"Arial" を表す Font オブジェクトを作成し、そのフォントの ID を取得して、Shape オブジェクトの CharProps プロパティをその ID に設定します。

フォントはシステムごとにインストールや削除を行うことができるため、特定のフォントに関連付けられている ID はシステムによって異なります。

Window オブジェクトの場合、ID プロパティを Windows コレクションの ItemFromID プロパティと共に使用すると、コレクションを反復処理することなく、コレクションから Window オブジェクトを取得できます。 Type プロパティが visAnchorBarBuiltIn に設定されている Window オブジェクトは、visWinIDCustPropvisWinIDDrawingExplorervisWinIDFormulaTracingvisWinIDMasterExplorervisWinIDPanZoomvisWinIDSizePos、または visWinIDStencilExplorer の ID を返します。 Type プロパティが visAnchorBarAddon に設定されている Window オブジェクトは、そのコレクションの有効期間中、Windows コレクション内で一意の ID を返します。 Window オブジェクトに visInvalWinID の ID がある場合は、ItemFromID プロパティを使用してコレクションから Window オブジェクトを取得することはできません。

Event オブジェクトの場合、ID プロパティは EventList コレクション内の Event オブジェクトを一意に識別します。 EventList コレクションまたは EventList コレクションのソース オブジェクトに参照が保持されている限り、一覧内の Event オブジェクトの ID プロパティをキャッシュできます。 一覧に他のイベントが追加されたり削除されたりしても、キャッシュされた ID を使用して、後から元のイベントを識別できます。 永続的なイベントの場合、その ID は無期限にキャッシュされます。 その ID を持つイベントが削除された場合、同じ EventList コレクション内に作成される新しい Event オブジェクトには同じ ID が割り当てられます。

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