Enumerator オブジェクト

Pull 操作などの操作から返される結果のストリームを表します。 たとえば、 Session.Enumerate メソッドは複数の結果を返します。

メンバー

列挙子オブジェクトには、次の種類のメンバーがあります。

メソッド

Enumerator オブジェクトには、これらのメソッドがあります。

メソッド 説明
ReadItem リソースから項目を取得し、そのアイテムの XML 表現を返します。

プロパティ

列挙子オブジェクトには、これらのプロパティがあります。

プロパティ 説明
AtEndOfStream
コレクション内に項目が他にあるかどうかを示すブール値を取得します。
エラー
追加のエラー情報の XML 表現を取得します。

注釈

列挙を開始するには、 Session.Enumerate を使用します。 列挙体の項目の読み取りを続行する WS-Enumeration:Pull 操作を実行するには、 Enumerator.ReadItem を使用します

列挙子オブジェクトは、IWSManEnumerator インターフェイスに対応します。

次の VBScript コード例では、完全修飾ドメイン名 (servername.domain.com) で指定されたリモート コンピューター上のすべてのディスクを列挙します。 DisplayOutput サブルーチンは、WinRM.cmd ツールと同じ方法でデータ出力の書式を設定します。

Option Explicit

Const RemoteComputer = "MIG50-64D.mig.net"

Dim objWsman, objSession, strResource
Dim objResultSet

Set objWsman = CreateObject( "WSMan.Automation" )
Set objSession = objWsman.CreateSession( "https://" _
    & RemoteComputer )
strResource = "http://schemas.microsoft.com/wbem/wsman/1/" _
     & "wmi/root/cimv2/Win32_OperatingSystem"
Dim iFlag
iFlag = objWsman.EnumerationFlagReturnObjectAndEPR or _
    objWsman.EnumerationFlagHierarchyDeep
Set objResultSet = _
    objSession.Enumerate( strResource, "", "",  iFlag)
While Not objResultSet.AtEndOfStream
    DisplayOutput( objResultSet.ReadItem ) 
Wend


'****************************************************
' Displays WinRM XML message using built-in XSL
'****************************************************
Sub DisplayOutput( strWinRMXml )
    Dim xmlFile, xslFile
    Set xmlFile = CreateObject( "MSXml2.DOMDocument.3.0" ) 
    Set xslFile = CreateObject( "MSXml2.DOMDocument.3.0" )
    xmlFile.LoadXml( strWinRMXml )
    xslFile.Load( "WsmTxt.xsl" )
    Wscript.Echo xmlFile.TransformNode( xslFile ) 
End Sub

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows Vista
サポートされている最小のサーバー
Windows Server 2008
Header
WSManDisp.h
IDL
WSManDisp.idl
ライブラリ
WSManDisp.tlb
[DLL]
WSMAuto.dll

こちらもご覧ください

WinRM スクリプト API

リソースのすべてのインスタンスの列挙または一覧表示

Windows リモート管理でのスクリプト作成