アプリ間通信

ここでは、共有コントラクト、コピーと貼り付け、ドラッグ アンド ドロップ、アプリ サービスの使用方法など、ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリ間でデータを共有する方法について説明します。

共有コントラクトを使うと、データをアプリ間ですばやく交換できます。 たとえば、ユーザーがソーシャル ネットワーキング アプリを使って友人と Web ページを共有する場合や、後で参照するためにリンクをメモ帳アプリで保存する場合があります。 別のアプリのコンテキストですばやくコンテンツを受け取ることができるようなシナリオを実現するには、共有コントラクトの利用を検討してください。

アプリで共有機能をサポートする方法は 2 種類あります。 最初に、共有するコンテンツを提供する側のソース アプリにする方法があります。 次は、共有コンテンツを受け取る側のターゲット アプリにする方法です。 (アプリはソース アプリにすることもターゲット アプリにすることもできます)。 アプリをソース アプリにしてコンテンツを共有する場合は、アプリで提供できるデータ形式を決定する必要があります。

共有コントラクトに加えて、アプリは、ドラッグ アンド ドロップコピーと貼り付けなど、データを転送するための従来の手法を統合することもできます。 こうした手法は、UWP アプリ間の通信だけでなく、デスクトップ アプリケーション間の共有にも対応します。

UWP アプリでは、他の UWP アプリに機能を提供するアプリ サービスを作成することもできます。 アプリ サービスは、バック グラウンド タスクとしてホスト アプリで実行され、そのサービスを他のアプリに提供することができます。 たとえば、アプリ サービスによって、他のアプリで使用できるバー コード スキャナー サービスが提供される場合があります。

このセクションの内容

トピック 説明
データの共有 この記事では、UWP アプリで共有コントラクトをサポートする方法について説明します。 共有コントラクトは、テキスト、リンク、写真、ビデオなどのデータをアプリ間ですばやく共有するための簡単な方法です。 たとえば、ユーザーがソーシャル ネットワーキング アプリを使って友だちと Web ページを共有する場合や、後で参照するためにリンクをメモ帳アプリで保存する場合があります。
データの受信 この記事では、UWP アプリで、共有コントラクトを使って別のアプリから共有されたコンテンツを受け取る方法について説明します。 この共有コントラクトを使うと、ユーザーが共有機能を呼び出したときに、アプリをオプションとして提示できます。
コピーと貼り付け この記事では、UWP アプリで、クリップボードを使ってコピーと貼り付けをサポートする方法について説明します。 コピーと貼り付けはアプリ間やアプリ内でデータを交換するための従来の方法であり、クリップボード操作はほとんどすべてのアプリで、ある程度サポートできます。
ドラッグ アンド ドロップ この記事では、UWP アプリにドラッグ アンド ドロップを追加する方法について説明します。 ドラッグ アンド ドロップは、画像やファイルなどのコンテンツを操作するための従来からある自然な方法です。 ドラッグ アンド ドロップを実装すると、アプリ間、アプリからデスクトップ、デスクトップからアプリなど、あらゆる方向でシームレスに機能します。
App Service の作成と利用 この記事では、他の UWP アプリにサービスを提供する UWP アプリでアプリ サービスを作成する方法について説明します。

関連項目