現場担当者向けの Teams ポリシー パッケージ

概要

Microsoft Teams のポリシー パッケージは、組織内で類似の役割を持つユーザーに割り当てることができる定義済みのポリシーおよびポリシー設定のコレクションです。 ポリシー パッケージにより、ポリシー管理を簡素化し、合理化し、一貫性を高めることができます。

ユーザーのニーズに合わせて、パッケージのポリシーの設定をカスタマイズできます。 ポリシー パッケージ内のポリシーの設定を変更すると、そのパッケージに割り当てられているすべてのユーザーが更新された設定を取得します。 Microsoft Teams 管理センターまたは PowerShell を使用して、ポリシー パッケージを管理できます。

ポリシー パッケージは、以下に対するポリシーを事前に定義しており、内容はパッケージごとに異なります。

  • メッセージング
  • 会議
  • 通話
  • アプリのセットアップ
  • ライブ イベント

Teams には、現場マネージャー ポリシー パッケージと 現場担当者 ポリシー パッケージがあります。

Microsoft Teams 管理センターのパッケージ名 説明
現場マネージャー 一連のポリシーを作成し、その設定を組織内の現場マネージャーに適用します。
現場担当者 一連のポリシーを作成し、その設定を組織内の現場担当者に適用します。

現場ポリシー パッケージのスクリーンショット。

ポリシー パッケージにリンクされているポリシーを容易に識別できるように、個々のポリシーにはポリシー パッケージ名が付けられます。 たとえば、現場マネージャーのポリシー パッケージを組織内のストア マネージャーに割り当てると、パッケージ内のポリシーごとに Frontline_Manager という名前のポリシーが作成されます。

現場マネージャーのポリシー パッケージのポリシーのスクリーンショット。

ポリシー パッケージを管理する

表示

パッケージを割り当てる前に、ポリシー パッケージ内の各ポリシーの設定を表示します。 Microsoft Teams 管理センターの左側のナビゲーションで、[ポリシーパッケージ] に移動して、パッケージ名を選択して、ポリシー名を選択します。

事前に定義された値が組織に適しているかどうか、または組織のニーズに基づいてより厳しくあるいは緩めにユーザーをカスタマイズする必要があるかどうかを判断します。

カスタマイズ

組織のニーズに合わせてポリシー パッケージのポリシーの設定をカスタマイズします。 ポリシー設定の変更は、パッケージが割り当てられているユーザーに自動的に適用されます。 ポリシー パッケージ内のポリシーの設定を編集するには、Microsoft Teams 管理センターの左側のナビゲーションで、[ポリシー パッケージ] に移動して、編集するポリシーの名前を選択した後、[編集] を選択します。

ポリシー パッケージを割り当てると、パッケージ内のポリシーの設定を変更することもできます。 詳細については、「ポリシー パッケージのポリシーをカスタマイズする」を参照してください。

割り当て

ユーザーにポリシー パッケージを割り当てる。 ユーザーにポリシーが割り当てられている場合は、別のポリシーを割り当てると、最新の割り当てが優先されます。

1 人または複数のユーザーにポリシー パッケージを割り当てる

1 人または複数のユーザーにポリシー パッケージを割り当てるには、Microsoft Teams 管理センターの左側のナビゲーションから、[ポリシー パッケージ] に移動し、[ユーザーの管理] を選択します。

Teams 管理センターでユーザーにポリシー パッケージを割り当てる方法のスクリーンショット。

詳細については、「ポリシー パッケージをユーザーに割り当てる」を参照してください。

ポリシー パッケージをグループに割り当てる

グループへのポリシー パッケージの割り当てでは、セキュリティ グループや配布リストなど、複数のポリシーをユーザーのグループに割り当てできます。 ポリシーの割り当ては、優先規則に従ってグループのメンバーに反映されます。 グループのメンバーが追加または削除されると、それに応じて継承されたポリシーの割り当てが更新されます。 この方法は、最大 50,000 ユーザーのグループに推奨されますが、より大きなグループでも機能します。

詳細については、「グループにポリシー パッケージを割り当てる」を参照してください。

ポリシー パッケージを多数 (一群) のユーザー セットに割り当てる

バッチ ポリシーパッケージの割り当てを使用して、多数のユーザー セットに同時にポリシーパッケージを割り当てることができます。 New-CsBatchPolicyPackageAssignmentOperation コマンドレットを使用して、割り当てたい一群のユーザーおよびポリシー パッケージを送信します。 割り当てはバックグラウンド操作として処理され、各バッチの操作 ID が生成されます。

バッチには最大 5,000 のユーザーを含めることができます。 ユーザーは、オブジェクト ID またはセッション開始プロトコル (SIP) アドレスで指定できます。 詳細については、「一群のユーザーにポリシー パッケージを割り当てる」を参照してください。