Label (コマンド ライン)
ファイルまたはプロジェクトの指定のバージョンにラベルを設定します。
構文
ss Label <Visual SourceSafe 項目名> [-C] [-H] [-I-] [-L<ラベル>] [-N] [-O] [-V] [-Y] [-?]
例
カレント プロジェクトのカレント バージョンにラベルを付ける場合。
ss Label
プロジェクト $/WORD のカレント バージョンにラベルを付ける場合。
ss Label $/WORD
ファイル HELP.C のバージョン 5 にラベルを付ける場合。
ss Label HELP.C -V5
次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。
オプション | 説明 |
---|---|
-C | すべてのラベルに、共通のコメントを適用します。 |
-V | ラベルを付加するファイルまたはプロジェクトのバージョンを指定します。 |
-L | ラベルをコマンド ラインで指定できます。ラベルの入力を求めるプロンプトは表示されません。 |
-O | 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。 |
-I- | ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。 |
-N | 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。 |
-Y | ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。 |
-?、-H | このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。 |
権限
このコマンドを使用するには、追加の権限が必要です。
解説
Label コマンドを実行すると、指定したプロジェクトまたはファイルの新しいバージョンが作成され、その新しいバージョンにラベルが付加されます。ただし、-V オプションでバージョン番号を特定すると、そのバージョンにラベルが付加され、新しいバージョンは作成されません。
既にラベルが付けられているバージョンや、異なるバージョンのラベルが適用されている項目にラベルを付加すると、既存のラベルの破棄を確認するメッセージが表示されます。
コマンド ラインに複数の項目を指定して Label コマンドを実行すると、それぞれの項目についてコメント入力が要求されます。ただし、-C オプションを指定した場合には、コメントの入力要求は一度だけで、入力したコメントがすべての項目に適用されます。-L オプションの指定では、「-L2.00b」のようにコマンド ラインに直接ラベルの内容を指定します。このオプションを指定すると、対話式のラベル入力を行いません。
参照
コマンド ライン コマンドおよびオプション | -C コマンド ライン オプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -V コマンド ライン オプション | -Y コマンド ライン オプション | [ラベル] コマンド ([ファイル] メニュー) | ファイルまたはプロジェクトへのラベル付け | バージョン管理と履歴 | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用