Directory (コマンド ライン)
カレント プロジェクトまたは指定されたプロジェクト内のファイルとサブプロジェクトを一覧表示します。コマンド ラインのみで実行できます。
構文
ss Dir <プロジェクトのパス名> [-C] [-D] [-E] [-F-] [-H] [-I-] [-N] [-O] [-R] [-V] [-Y] [-?]
例
プロジェクト $/WORD 内のファイルとサブプロジェクトを一覧表示する場合。
ss Dir $/WORD
カレント プロジェクト内のファイルとサブプロジェクトを一覧表示する場合。
ss Dir
MS-DOS の dir コマンドと同等の効果を得る場合。
ss ls
次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。
オプション | 説明 |
---|---|
-D | 削除されたファイルを一覧表示します。削除できなかったファイルは表示されません。 |
-O | 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。 |
-R | 対象プロジェクト以下の全階層のすべてのサブプロジェクトとファイルを一覧表示します。 |
-E | チェックアウト情報も表示します。 |
-V | プロジェクトのバージョン番号を指定し、そのバージョンの時点のプロジェクトのファイル構成を表示します。 |
-C | ファイルとサブプロジェクトの一覧を表形式で表示します。 |
-F- | サブプロジェクトのみを表示し、ファイルを表示しません。 |
-I- | ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。 |
-N | 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。 |
-Y | ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。 |
-?、-H | このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。 |
権限
このコマンドを使用するには、読み取りの権限が必要です。
解説
Directory コマンドは MS-DOS の dir コマンドに似たもので、プロジェクト内のファイルとサブプロジェクトが一覧表示されます。共有しているファイルが最新バージョンではなく、特定バージョンに固定されている場合には、そのファイル名と共にバージョン番号が表示されます。Directory コマンドでは終了コードが設定されるので、バッチ ファイルやスクリプトで利用できます。
-R オプションを指定すると、対象プロジェクト以下の全階層のすべてのサブプロジェクトとファイルが一覧表示されます。
-D オプションを指定すると、削除されたすべてのファイルとサブプロジェクトが一覧表示されます。このオプションを使用すると、復元またはパージを実行する前に、対象ファイルを確認できます。
-E オプションを指定すると、チェックアウト ファイルの横にチェックアウト情報が表示されます。Dir -E コマンドは Status コマンドに似ていますが、Status コマンドではチェックアウト ファイルのみが表示されるのに対し、Dir -E では、チェックアウト ファイル以外のファイルも表示されます。
-F- オプションを指定すると、サブプロジェクトのみが一覧表示され、ファイルは表示されません。たとえば、Visual SourceSafe データベース内に存在するプロジェクトの一覧を表示させるには、「ss Dir $/ -F -R」と入力します。
参照
コマンド ライン コマンドおよびオプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -O コマンド ライン オプション | -R コマンド ライン オプション | -V コマンド ライン オプション | -Y コマンド ライン オプション | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用