Seattle のクラスタ ノードの構成
SEA-NA-DHCP-02 と SEA-NA-DHCP-03 の 2 台のコンピュータは、それぞれにクラスタ サービスをインストールして構成することによって、クラスタ化 DHCP サーバー SEA-NA-DHCP-04 の 2 つのノードとして使用します。
コンピュータ SEA-NA-DHCP-02 および SEA-NA-DHCP-03 に対して次の操作を実行しました。
トピック
DHCP のインストール
Seattle の DHCP サーバーの承認
注意
この後で紹介する操作手順については、特定の SCSI 記憶装置を使用して動作確認を行いました。したがって、ファイバ チャネル記憶装置を使用したり、モデルや製造元が異なる SCSI 記憶装置を使用したりした場合には、操作手順が異なります。実際の運用ネットワークとしては、ファイバ チャネル記憶装置を選択することが重要です。
ハードウェアを選択する場合には、クラスタ化で使用可能なハードウェアとして推奨されている機種について、Windows 2000 ハードウェア互換性リストを事前に参照し、さらにそのハードウェアの製造元に確認を行ってください。
注意
ハードウェアおよびソフトウェアのセットアップ手順において、コンピュータと記憶装置の電源を入れたり切ったりすることが必要になるタイミングは、それぞれの稼働環境のインストールによって異なります。これらの手順を誤ると、記憶装置に保存されているデータを破損する結果になる可能性があるので、十分に注意してください。
DHCP のインストール
次の操作手順は、最初に SEA-NA-DHCP-02 で実行し、その後で SEA-NA-DHCP-03 で実行しました。
DHCP を SEA-NA-DHCP-02 (SEA-NA-DHCP-03) にインストールするには
記憶装置の電源を切断します。
注意
この手順は、DHCP を SEA-NA-DHCP-02 にインストールするときに、1 回だけ実行します。Enterprise Admins のアクセス許可を割り当てられているローカル ユーザー アカウントを使用して SEA-NA-DHCP-02 (SEA-NA-DHCP-03) にログオンします。
[スタート] ボタンをクリックし、[設定] をポイントして、[コントロール パネル] をクリックします。
[アプリケーションの追加と削除] をダブルクリックし、[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
[コンポーネント] ボックスの一覧の [ネットワーク サービス] を選択し (チェック ボックスをオンにしないで) 、[詳細] をクリックします。
[ネットワーク サービスのサブコンポーネント] ボックスの一覧の [動的ホスト構成プロトコル (DHCP) ] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
インストール メディアを要求された場合は、要求に応じて CD-ROM の挿入などを行います。
[完了] をクリックします。
Seattle の DHCP サーバーの承認
前の操作手順では、DHCP サービスを 2 台のクラスタ ノードにインストールしました。次の操作手順としては、Milan および Seville の DHCP サーバーの場合と同様に、クラスタ化 DHCP サーバーのそれぞれのノードを Active Directory に認識させるために、DHCP サーバーの承認プロセスを実行しなければなりません。
次の操作手順は、最初に SEA-NA-DHCP-02 で実行し、その後で SEA-NA-DHCP-03 で実行しました。
DHCP サーバー SEA-NA-DHCP-02 (SEA-NA-DHCP-03) を承認するには
Enterprise Admins のアクセス許可を割り当てられている Reskit ドメインのユーザー アカウントを使用して、 SEA-NA-DHCP-02 (SEA-NA-DHCP-03) にログオンします。
[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントして、[管理ツール] をポイントし、[DHCP] をクリックします。
コンソール ツリーで [DHCP] をクリックします。
[操作] メニューの [承認されたサーバーの管理] をクリックします。
[承認] をクリックします。
[名前または IP アドレス] ボックスに 172.16.32.13 (172.16.32.14) と入力します。これは、Seattle の DHCP サーバー クラスタの 1 台目 (2 台目) のメンバの IP アドレスです。[OK] をクリックします。
DHCP サーバーの承認に対する同意を求めるダイアログ ボックスが表示されたら、[はい] をクリックします。
[閉じる] をクリックします。
関連するセットアップ手順
Seattle のクラスタ ノードの構成
関連資料
Windows 2000 リソース キットの詳細については、こちらを参照してください。
注意
このシナリオにおいて、コンピュータおよびデバイスを構成するために使用した手続きは、サンプルとして紹介したものです。実際のネットワークでは、類似したコンピュータおよびデバイスを構成する場合でも、必要になる手順はそれぞれのケースで異なります。さらに各シナリオでは、目的とする機能を実現するために必要な手順だけを示しています。運用ネットワークにおいて必要になる、その他の手順については取り上げていません。すべてのシナリオは、特に表記しない限り Windows 2000 を使用してテストされています。また、ブラウザとして Microsoft Internet Explorer 5 以上を推奨します。