FindinFiles (コマンド ライン)
ファイル内を検索し、指定した文字列を含む行を一覧表示します。一度に複数のファイルを対象に実行できます。
構文
ss FindinFiles <文字列> [<Visual SourceSafe 項目名>] [-H] [-I-] [-IC] [-N] [-O] [-R] [-V] [-Y] [-?]
例
拡張子が .C のすべてのファイルの中から、文字列 "giGlobal" を含む行を検索する場合。
ss FindinFiles giGlobal *.C
カレント プロジェクト内のすべてのファイルの中から、文字列 "Hello world" を含む行を検索する場合。
ss FindinFiles "Hello world"
次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。
オプション | 説明 |
---|---|
-O | 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。 |
-R | 指定したプロジェクト以下の階層に存在するすべてのファイルを検索対象にします。 |
-V | 文字列を検索するファイルまたはプロジェクトのバージョンを指定します。 |
-IC | 大文字と小文字を区別せずに文字列を検索します。 |
-I- | ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。 |
-N | 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。 |
-Y | ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。 |
-?、-H | このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。 |
権限
このコマンドを使用するには、読み取りの権限が必要です。
解説
FindinFiles コマンドでは、UNIX の grep コマンドと同様に、対象のファイルが検索され、指定した文字列を含む行がすべて一覧表示されます。特定のファイルまたはプロジェクトを処理対象に指定できます。プロジェクトを指定すると、その中のすべてのファイルが検索されます。検索対象を指定しない場合には、カレント プロジェクト内のすべてのファイルが検索されます。
Visual SourceSafe の FindinFiles コマンドでは、"*" および "?" の 2 つのワイルドカード文字が使用できます。
FindinFiles コマンドによる検索では、特に指定しない限り、アルファベットの大文字と小文字は区別されます。したがって、"A" と "a" は異なる文字として認識されます。-IC オプションを指定すると、大文字と小文字は区別されず、"A" と "a" は同じ文字として認識されます。日本語の文字および全角文字は、この設定と関係なく、すべて区別されます。
FindinFiles コマンドを実行すると、終了コードが返されます。終了コードは、指定した文字列が見つかった場合は 1、見つからなかった場合は 0、エラーが検出された場合は 100 です。
参照
コマンド ライン コマンドおよびオプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -O コマンド ライン オプション | -R コマンド ライン オプション | -V コマンド ライン オプション | -Y コマンド ライン オプション | [ファイル内の検索] コマンド ([ツール] メニュー) | ファイル内の検索 | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用