MAPI 接続が許可されていない
トピックの最終更新日: 2010-06-21
Microsoft Exchange アナライザー ツールは Exchange Server に対して問い合わせを行い、RPC over HTTP を使用して接続を試みます。 Exchange Server 2007 または Exchange 2010 上で MAPI 接続が無効になっている場合、次のエラーを受信する可能性があります。
"サーバーは MAPI プロトコル インターフェイス経由によるユーザーのアクセスを許可していません。"
この機能は、サービスをホストしているプロバイダーが、エンド ユーザーに Outlook (標準の MAPI 接続または RPC over HTTP) ではなく、Outlook Web Access を使用して Exchange に接続させたい場合に役立ちます。 ただし、この機能を有効にすると、Microsoft Exchange リモート接続アナライザー (ExRCA) ツールは、RPC over HTTP または Outlook Anywhere 接続のテスト時に失敗します。
お使いの Exchange 2007 または Exchange 2010 サーバーが MAPI 接続を制限するように構成すると、エンド ユーザーは次のエラー メッセージを報告する可能性があります。
"Exchange Server 管理者が、使用しているバージョンの Outlook をブロックしています。 詳細については管理者に問い合わせてください。"
詳細情報
Exchange リモート接続アナライザーによって生成されたエラーは、必ずしも問題を示しているわけではありません。 MAPI を使用したクライアントの接続を禁止することは、正当な接続のオプションです。 ただし、正常に接続できない Outlook クライアントがあるために Exchange リモート接続アナライザーを実行する場合は、MAPI クライアントの接続を禁止する設定を変更する必要があります。
メールボックスの MAPI が有効になっているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
Get-CASMailbox MailboxName | FL mapienabled
$false が返された場合は、メールボックスの MAPI を有効にするか、別の接続方法を選択する必要があります。 メールボックスの MAPI を有効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-CASMailbox MailboxName -mapienabled:$true
詳細については、「Outlook で Exchange 2007 メールボックスを使用すると、Exchange 2007 に接続できずエラー メッセージが表示される」を参照してください。
Exchange リモート接続アナライザーは新しいツールであるため、現時点ではドキュメントが限られています。 起こりうる各エラーについてのドキュメントを充実させるため、コミュニティからの追加情報をお待ちしています。 以下のコミュニティ コンテンツ セクションから、現時点でエラーが発生したその他の理由を投稿してください。 技術サポートが必要な場合は、適切な Exchange TechNet フォーラム に投稿するか、サポート にお問い合わせください。