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RPC ランタイムにより、"RPC サーバーを利用できません" エラーがスローされた

 

トピックの最終更新日: 2010-08-20

Microsoft Exchange ベスト プラクティス アナライザー ツールは、Microsoft Outlook クライアントが Microsoft Exchange Server 2007 Outlook Anywhere または Microsoft Exchange Server 2003 RPC over HTTP に接続するときに行われる接続をシミュレートする目的で、Exchange Server の複数のエンドポイントに対して RPCPing を発行します。 接続するには、クライアントが、Microsoft Exchange Information Store、Exchange System Attendant サービス内の DSProxy の参照サービス、Exchange System Attendant サービス内の DSProxy サービスの各 HTTP エンドポイントに、それぞれポート 6001、6002、6004 を使用して正常に接続できる必要があります。 テストが失敗した場合は、Exchange リモート接続アナライザーが次のエラーを生成します。

"RPC ランタイムにより、"RPC サーバーを利用できません" エラー (1722) がスローされました"

この問題の原因としては以下が考えられます。

  • DNS 名前解決の障害
  • Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーまたは Exchange 2003 サーバーのレジストリ内に ValidPorts キーが見つからないか、または無効な ValidPorts キーが含まれている
  • Exchange サービスが必要なエンドポイントでリッスンしていない
  • ファイアウォールが必要なポートをブロックしている

詳細情報

この問題を解決するには、次の操作を行います。

  • 名前解決をトラブルシュートし、RPC プロキシとして機能するサーバーが、メールボックス サーバーまたは Exchange 2003 の内部完全修飾ドメイン名 (FQDN) を正しく解決できることを確認します。
  • クライアント アクセス サーバーまたはフロントエンド サーバー上でレジストリ エディターを起動し、ValidPorts レジストリ値が HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Rpc\Rpcproxy の下に存在することを確認します。 また、すべてのメールボックス サーバーと必要な各ポート (すなわち、ポート 6001、6002、6004) の NetBIOS と FQDN がキーに含まれていることも確認します。
  • エンドポイント接続をテストするには、クライアント アクセス サーバーまたはフロントエンド サーバー上で Telnet セッションを開き、メールボックス サーバー上の各ポート (すなわち、ポート 6001、6002、6004) に Telnet コマンドを送信します。 ポートのいずれかに正常に Telnet 接続できない場合、サーバー間にファイアウォールが存在するときにはファイアウォール構成を確認します。
  • Windows Server 2008 上で Exchange 2007 を使用している場合、このエラーをポート 6004 上で受信したのであれば、Exchange 2007 SP1 RU4 以降がインストールされていることを確認します。 これは、IPv6 に影響を及ぼす問題が原因となって DSProxy 要求が失敗し、このエラーが表示されることもあるためです。 この問題の詳細については、「サポート技術情報」(Microsoft Knowledge Base) の記事「Windows Server 2008 を実行し、Exchange Server 2007 Service Pack 1 を使用しているサーバーに、Outlook Anywhere 機能を使用して接続しようとすると、資格情報が 3 回要求され、エラー メッセージが表示される」を参照してください。
note注 :
ValidPorts の変更は、Microsoft Exchange Server 2010 には適用されません。Exchange 2010 では、レジストリ値は ValidPorts_Exchange です。この値を手動で変更する必要はありません。この値は、クライアント アクセス サーバーの設定の自動構成で作成されます。

その他のリソース

Exchange リモート接続アナライザーは新しいツールであるため、現時点ではドキュメントが限られています。 起こりうる各エラーについてのドキュメントを充実させるため、コミュニティからの追加情報をお待ちしています。 以下のコミュニティ コンテンツ セクションから、現時点でエラーが発生したその他の理由を投稿してください。 技術サポートが必要な場合は、適切な Exchange TechNet フォーラム に投稿するか、サポート にお問い合わせください。