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gc (条件付きブレークポイントからの実行)

gc コマンドは、ブレークポイントのヒット (ステップ実行、トレース、または自由に実行) に使用されたのと同じ方法で、条件付きブレークポイントから実行を再開します。 これは、より簡単な "/w" スタイルの条件付きブレークポイントではなく、"j (条件) ..." スタイル式を使用する以前のスタイルの条件付きブレークポイントにのみ適用されます。 詳細については、「条件付きブレークポイントの設定」を参照してください。

gc

このコマンドは条件付きブレークポイントでは役に立たなくなりましたが、デバッガーに中断することなく、ログやその他のアクティビティを実行するブレークポイントに使用できます。 たとえば、次のようなブレークポイントを記述できます。

bp module!myFunction ".echo myFunction executed; gc"

代わりに通常の "g" コマンドを使用した場合、メッセージを印刷してステップ操作を続行するのではなく、"myFunction" をステップオーバーするときにプログラムの実行が続行されます。

環境

アイテム 説明
モード ユーザー モード、カーネル モード
目標値 ライブ デバッグのみ
プラットフォーム すべて

追加情報

関連コマンドの概要については、ターゲットの制御 を参照してください。

解説

"j (条件) ... " 式を使用する 条件付きブレークポイント の場合、式の末尾に実行コマンドが含まれています。これは gc コマンドである必要があります。

たとえば、条件付きブレークポイントの例を次に示します。

0:000> bp Address "j (Condition) 'OptionalCommands'; 'gc' " 

このブレークポイントが検出され、式が false の場合、以前に使用したのと同じ実行タイプを使用して実行が再開されます。 たとえば、g (Go) コマンドを使用してこのブレークポイントに到達した場合、実行は自由に再開されます。 ただし、ステップまたはトレース中にこのブレークポイントに到達した場合は、ステップまたはトレースを使用して実行が再開されます。

一方、ブレークポイントに到達する前にステップを実行していた場合でも、実行は常に自由に再開されるため、次は不適切なブレークポイントの定式化です。

0:000> bp Address "j (Condition) 'OptionalCommands'; 'g' "