Get (コマンド ライン)
指定された Visual SourceSafe ファイルの読み取り専用コピーを取得します。
構文
ss Get <Visual SourceSafe 項目名> [-G] [-H] [-I-] [-N] [-O] [-R] [-V] [-W] [-Y] [-?]
例
カレント プロジェクト内のファイル TEST.C の読み取り専用コピーを取得する場合。
ss Get TEST.C
カレント プロジェクト内のすべてのファイルの読み取り専用コピーを取得する場合。
ss Get *
プロジェクト $/WORD と、それ以下の全階層のサブプロジェクト内のすべてのファイルの読み取り専用コピーを取得する場合。
ss Get $/WORD -R
次の表は、このコマンドで使用できるコマンド ライン オプションの一覧です。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -O | 結果情報の出力方法を、画面単位またはリダイレクトに指定します。 |
| -R | 指定したプロジェクト以下の全階層のすべてのファイルを取得します。 |
| -V | 指定したバージョンのファイルまたはプロジェクトを取得します。 |
| -G | ローカル コピーに対する処理のオプションを設定します。 |
| -W | 取得したローカル コピーを書き込み可能にします。 |
| -I- | ユーザーへの入力要求が一切行われないようにします。 |
| -N | 長いファイル名または短いファイル名のどちらを使用するかを指定します。 |
| -Y | ユーザー名を指定します。同時にパスワードも指定できます。 |
| -?、-H | このコマンドについてのオンライン ヘルプを表示します。 |
権限
このコマンドを使用するには、読み取りの権限が必要です。
解説
Get コマンドを実行すると、指定したファイルが現在のフォルダにコピーされます。-R オプションを指定すると、指定したプロジェクト以下の全階層のすべてのファイルが取得されます。このとき、作業フォルダの各サブフォルダの名前やファイル構成には、プロジェクト ツリーが反映されます。ただし、初期化ファイル SS.INI ファイル内で変数 Force_Dir が Yes に設定してある場合は、サブプロジェクト内のファイルは、それぞれの作業フォルダにコピーされます。
特に指定しない限り、作業フォルダには最新バージョンがコピーされます。以前のバージョンを取得するには -V オプションを指定します。ただし、「ss Get -V*」のような使い方はできません。
メモ -V オプションを指定して、以前のバージョンのプロジェクトを取得しても、そのプロジェクト内のファイルについてのバージョンは指定できません。たとえば、プロジェクト $/WORD のバージョン 7 に、TEST.C のバージョン 3、HELP.C のバージョン 10、TEST.H のバージョン 5 が存在した場合、「ss Get $/WORD -V7」を実行すると、TEST.C のバージョン 3、HELP.C のバージョン 10、TEST.H のバージョン 5 が取得されます。
参照
コマンド ライン コマンドおよびオプション | -G コマンド ライン オプション | -I コマンド ライン オプション | -N コマンド ライン オプション | -O コマンド ライン オプション | -R コマンド ライン オプション | -V コマンド ライン オプション | -W コマンド ライン オプション | Force_Dir 初期化変数 | -Y コマンド ライン オプション | [最新バージョンの取得] コマンド ([ソース コード管理] メニュー) | ファイルまたはプロジェクトの取得と表示 | Visual SourceSafe コマンド ラインの利用